


ヤマナラシ(山鳴らし)ヤナギ科ハコヤナギ 別名ハコヤナギ
(神戸・六甲山系の樹木図鑑)
ヤマナラシという木がある・・・知った風な書き出しになってしまったけれど、これも里山ブラブラ歩きの途中、樹液したたらせる木を探し歩き、辿りついた木を調べてみたら「ヤマナラシ」だったというわけで、長くて平たい葉柄が わずかな風でも葉を揺らし 山を鳴らし続けるということらしい。
ジッと眺めていると重なり合うようについた円い葉は、そよ風にもよく反応しサラサラと音がする・・・ヤマナラシの囁きか・・・。 植物学的には、少しの風でも葉をゆらすことで、重なり合う葉に太陽光を最大限に受けるためのシステム・・・自然界カミから授かったヤマナラシの生きる術スベでもあるらしい。
葉柄が扁平で葉面と直角になっているので左右に揺れやすく、少しの風でも葉が左右に大きく揺れて音を出すことから山鳴らし(「杜」と表記することもあり)といい、高さは15〜20メートルの落葉樹で、樹皮は初めの灰青色から、時間を経ると、いくらか黒味がかってくる。
京都ではこの木で扇の箱をつくっ たので「ハコヤナギ」、新潟では仏像を彫ったので「 ホトケギ」と呼び、夜になると、この音が雨の降っているように聞こえるのでアメフリの名もある。
属名はPopulus であり、ポプラの語源は属名のポプルスで、ラテン語で「ふるえる」の意味。ほんのわずかな風でも葉がそよぐのがポプラ・・・日本語の「ポプラ」には、我が国原産のヤマナラシ・ドロノキは含まれていないので、外来種を指す用語ということになる。ボプラ(Populus)はラテン語の人民(populus)に由来しており、それらはホピュラーやピープルの語源とされている。ギリシャ語では『ざわめき』であり日本語の山鳴らしと同じ意味を持っていると思われる。

葉と葉柄の付け根には2個程度の密腺が有り、アリを呼び寄せることで毛虫などからの食害を防いでいるとか・・・ココにも自然界(神?)から授かった術スベが息づいている。ヤマナラシ:多くの樹木では、葉の柄の断面は、円いか横長です。これに対してヤマナラシの葉の柄は、横から見たときの方が幅が広く、縦長です。これは、ヤマナラシの仲間(ポプラ)に共通する特徴です
( 【六甲山系植生電子図鑑】)


夏は虫に弱く 幹をカミキリムシに 葉を蛾の幼虫に喰われる。蜜腺による食害防護も完璧とは言えず、葉を食い尽くされ1年の間に3回新芽を出した木もあるという・・・どちらが攻め、どちらが何を護っているのかは知らないけれど自然界の営みは凄まじい。。。
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