ナワシログミ(【六甲山系植生電子図鑑】)ナワシログミ (グミ科 グミ属)(植物生態研究室(波田研))
ナワシログミとヘビイチゴについてちょっと調べていたら「偽果」という耳慣れない専門用語に行き当たり、「偽果ギカ」に対する「真果シンカ」・・・それに「痩果ソウカ」まで、ヒマに任せてちょっと勉強してしまったのだった。苗代茱萸(ナワシログミ)
グミの多くは、春に花が咲き夏に実が赤く熟すが,ナワシログミは秋に花 が下に垂れるように咲き翌年の春に熟する。ちょうど苗代の頃、熟すのでナワシログミ と名前がついたようだ。 実は少し渋みがあるが食べられる。
しんか【真果】
子房(しぼう)と種子(しゅし)だけでできている果実(かじつ)。偽果(ぎか)に対する語。ふつうに果実(かじつ)といえば真果(しんか)のことで,モモ・ウメ・エンドウなど大部分の果実(かじつ)はこれである。
ぎか【偽果】
花床(かしょう)や花軸(かじく)など,子房(しぼう)以外(いがい)の部分がくわわってできている果実(かじつ)のこと。ナシ・リンゴなどでは花床(かしょう)が子房(しぼう)と密着(みっちゃく)して,これをつつんでいる。オランダイチゴは花床(かしょう)が大きく,丸くふくれたもの。イチジクの果実(かじつ)は花軸(かじく)が肥大(ひだい)してつぼ状(じょう)にくぼみ,中に多数の花を入れたものである。
くだものの多くは果皮の部分に栄養分がたまったものですが、必ずしもモモのように中果皮の部分が食べる部分であるとは限りません。たとえばリンゴは芯の部分が果皮であって、食べる部分は花托(かたく)といわれる部分です。このように子房以外の部分が食べられる部分になった果実を偽果(ぎか)といいます。痩果ソウカ:ヘビイチゴの花は、多数の雄しべと多数の雌しべでできています。1個の雌しべが1個の果実となるので、1つの花には、多数の果実ができることになります。それぞれの果実は果皮が乾燥しているので、痩果(そう果:痩せた果実、タンポポなどもそう果です)と呼ばれます。
早い話が、種子のように見えるつぶつぶが果実(そう果)であり、したがって果実のように見えるものは、「果実のようで果実でない」。すなわち、多数の雌しべをくっつけている部分を花床(かしょう)といいますが、この花床が大きく発達して果実のようになっているのです。そこで偽果(偽の果実)ということになります。皆さんの大好きなオランダイチゴも同じ構造です。私たちが喜んで食べている部分が花床です。(ヘビイチゴ:石川の植物)
ヘビイチゴ(蛇苺)バラ科ヘビイチゴ属(神戸・六甲山系の草本図鑑)→ヘビイチゴの仲間たち(「アマナの里を守る会」)
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