

いわゆる野菊の仲間は初秋から秋早くに花を付けるのに対して、リュウノウギクは晩秋に花


を付ける。野菊の仲間はその殆どがヨメナ属やシオン属であるのに対してリュウノウギク


はキク属であり、ヨメナ属やシオン属のような種子の冠毛は無い。葉に「樟脳」に似た香りがあるので「龍脳菊(りゅうのうぎく)」と呼ばれている。あまり知識のない「龍脳」について少しベンキョーしてみた・・・フタバガキ科の龍脳樹から採れる「ボルネオール」と呼ばれる化合物なのだ。産地はインドネシアのボルネオ島周辺であるのでこの名前がついたらしい。龍脳は樟脳と同じで衣類の虫除けとして使われてきたが、樟脳より高級とされ高級線香やお香には必ず入っていて優雅な香りを出している。龍脳のもう一つの用途には書道で使う墨の香り付けがある。墨は松の木や植物油を燃やしたススをニカワで固めたものでニカワの臭いが強い為、龍脳などの香りを加えて臭いを消しているのだ。墨のあの独特な臭いは龍脳の香りなのだ。原料として今でも天然の龍脳が使われているが、価格が上昇、高値になり、値段の安い物には合成の物が使われている。
◆ツワブキとキク科の頭花=
植物形態学=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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