

現在までに、里山でも比較的よく眼にしてきた不思議な植物・・・見方によればグロテスクでもあり、卑猥でもあるファンタスティックな植物なのだ。森の中で突然このミステリアスな姿の植物に遭遇すれば、しばらくの間は目が釘付けとなることは間違いない。赤い果実は小振りのサツマイモのようでもある。別名にヤマトウガラシやヤマノカミノシャクジョウ、ヤマシャクジョウ、キツネノシャクジョウなどの名もあり、これらは果実が多数ぶら下がったサマを、修験者の錫杖(しゃくじょう)に例えたものなのだ。珍奇なものは何か効用がありそうな気持ちにさせられるのであろうか。薬学的な知見・講釈は目にしないし、一般性をもった漢方処方としての認知度は低い印象だが、民間薬としては案外広く知られていた模様で、「広辞苑」にまで、その〝興味深い薬効〟について記されている。
つち・あけび【土木通】ラン科の多年草。山地の日陰に生える地下茎は地中を横に這い、地上茎は高さ約1㍍、褐色。葉を欠く。夏、黄褐色の花を開き、秋、赤色肉質の大きな果実を総状に垂らす。果実の形がアケビに似るのでこの名がある。果実を乾して「土通草」といい、漢方で強壮・強精剤とする。・・・と、興味深い薬効は、やはり、
強壮・強精剤と記されているところなど、その姿形から受けるイメージが、少なからず影響していることは想像に難くない。。。ということで、薬効の方は姿形のインパクト倒れで「効いた」と想えば効く程度の「薬効」なのだろう。。。と妄想している耄碌爺・・・冬の朝。
◆光合成をやめたラン科植物ツチアケビにおける鳥による種子散布
-動物に種子散布を託す初めてのラン科植物の発見- 京都大学 -
◆ナラタケに寄生する植物、ツチアケビの果実 : 木咲KINOSAKIブログ ◆ツチアケビ・・・ラン科の腐生植物 【Aladdin's cock】◆ツチアケビ咲く播磨の森・・・【Aladdin's cock】
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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