秋の麒麟草・・・

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アキノキリンソウアキノキリンソウ 立ち寄れば、必ず歩いて回る溜池の土手に「アキノキリンソウ」が姿を見せ始めた・・・まだ幼い茎揺らす秋の風。。。枝に花を穂状に付け、その花穂のカタチを酒が発酵する時の泡立ちに見立て、別名をアワダチソウ(泡立ち草)とも呼ばれる。秋の野の花を代表する花のひとつ。晩秋の野原を席巻している帰化種のセイタカアワダチソウは、在来種であるアキノキリンソウに似て背が高いのでセイタカアワダチソウと名付けられたいきさつがあり、別名セイタカアキノキリンソウとも呼ばれる。アキノキリンソウとセイタカアワダチソウはキク科アキノキリンソウ属の同科同属、近縁の花なのだが、セイタカアワダチソウはすっかり有名な花になったのに対し、本家のアキノキリンソウは、さほど知られるコトもなく山裾にひっそりと咲いている。黄色の小さな花が穂のように咲き『麒麟草(きりんそう)』と呼ばれるように伝説のキリンの姿を連想させる山野草なのだ。「麒麟草」の名には、

「黄輪草」
 キリンソウは黄輪草である――とする考え方は白井光太郎博士により提唱された。
博士は、大正の初め頃「園芸之友」誌上に、「在来四季草花名称考」と題する一文を寄せ、次のように書いていた。
キリンソウのキリンは黄輪の意にして、花弁の黄色なるに取る。麒麟の意に非ず。
キリンソウは、その花の色が黄色であるから、黄輪草というのである。世間では麒麟草と呼んでいるようだが、これは間違いであると、白井博士はいう。。。など、ひと悶着あったとか。 




◆アキノキリンソウ(キク科 アキノキリンソウ属)=(西宮の湿生・水生植物)=







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