

例年なら昭和池の土手に「ユウスゲ」の黄色い花が目を惹く頃なのだが、今年は一向に姿を


見せない。いつも大小とり混ぜて群生する姿を見せるのだが・・・刈り込み時期など環境に何か変化があったのかも知れない。また来シーズンを楽しみにすることにして、今年はいつもとは違う場所で見たユウスゲを並べてみた。夕方4時頃からレモンイエローの可憐な花を開花させ、薄暗くなった夕闇の中で涼風にそよぐ姿は、かすかな芳香すら想わせて情緒たっぷり・・・夏の宵の花。夕方に咲いて翌朝にしおれる花にはマツヨイグサやカラスウリ等、いずれも夕暮れを感じる体内時計を持っているとか、その他、フォーオクロックと呼ばれ四時ごろ花を開くオシロイバナや三時ごろに開くハゼランなど、特殊な体内時計を持つ野の花は多いようだ。ユウスゲはユリ科ワスレグサ属の多年草、この仲間は東南アジアに約20種生育し、日本にはノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲなど10種近くが見られ、いずれも一日花であるが、夕方から咲き芳香性を持つのはユウスゲのみらしい。万葉の頃は、ひっくるめてワスレグサ(忘れ草)の名で登場し、この花を身に付け、花の美しさで悲しい事を忘れられるとされており、その後、ユリ科ワスレグサ属の花としてノカンゾウ、ヤブカンゾウ、ニッコウキスゲ、ユウスゲ等、細かく分類されるようになったと言われている。
◆ユウスゲ(ユリ科 ワスレグサ属)=(
西宮の湿生・水生植物)=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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