

「八丁蜻蛉」。上段、右画像のみが♀、他3枚、赤いのはすべて♂。「ハッチョウトンボ」と


いう小さな赤トンボを見たことがあるだろうか。別名を「コアカネ」と呼ばれ、体長はわずか1.7~2cm、1円玉の大きさ、日本で200種類ほどいるトンボの中で一番小さなトンボである。希少種として、居るところにはまだ居るということは知っていたが、それを遠い所までワザワザ追っかけて観に行くほどの気力は失せていた。そんな時に極近場の湿原に生息していることを聞きはしたが、その「湿原」知る人ぞ知るという感じでしか公開は為されていず、漠然とした地域が指示されているだけで探り出すのに苦労した。ウワサの湿地はなんとか見つけ出し、喜び勇んで取り敢えずは「ハッチョウトンボ御夫婦(♂&♀)」のショットは撮ってきた。曇天の夕暮れ近くなり撮り辛かったので近日中に再挑戦してみたいと想っている。雄は浅い開水面を縄張りにし、その上に差し掛かった植物などにとまって雌が羽化してくるのを待ちかまえている。「雄はそれぞれ半径50cmを防衛範囲とする縄張りをつくり、雌を招き入れ、早速、交尾に取り掛かるのだと言われている。個体数も減少の傾向にあり、他のトンボ類に比べ交尾時間が極めて短く数秒から十数秒が一般的だといわれ、交尾後、雌は湿地の浅い水溜(たま)りに打水産卵し、雄は周辺で雌を見張る。雌は産卵後その場を離れ、卵はやがて孵化(ふか)し、幼虫(ヤゴ)で越冬し、翌年の5月下旬頃から羽化(うか)がはじまり、最盛期は7月下旬から8月中旬で、美しい姿を見せてくれる。ハッチョウトンボの雌は地味な茶褐色、腹部に黄色や黒色の横縞がある。生息地からほとんど移動しないので、分布はかなり限られ、見かける機会は少ないのだという。
ハッチョウトンボ=
トンボ図鑑=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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