
=花の枝に いとゞ心を しむるかな 人のとがめん 香りをばつゝめど= 光源氏

梅・バラ科 サクラ属の落葉高木 「うめいちりん」に続いて「枝垂れ梅」と、ウメ続きのblog記事


投稿は自身のblog開始以来初めてのコト・・・枝垂れ梅は英語で、weeping Japanese apricot と表現しweep は枝が垂れることを意味する自動詞で、「泣く、涙を流す」といった意味も持ち合わせているらしい。確かに涙を流しているかのような情趣あふれる姿を見せている。花が枝垂れる様子に、涙を流すシーンが重なる。また、梅の老木の幹を風流な表現で「鉄幹」と言うそうだ。明治6年 - 1873年 2月26日、歌人 与謝野鉄幹(よさの てっかん)さんが京都府にて生誕。衆議院議員 与謝野馨氏の祖父・・・2007年内閣官房長官。「鉄幹」はペンネーム、その由来は梅が好きだからとか、老梅の幹を「鉄幹」と呼ぶようである。梅の寿命は200~300年といわれているので、鉄幹と呼ぶにふさわしい風格を持つには100年以上とされている。与謝野晶子の乱れ髪のはたち妻の中には、かなり謎めいた梅の歌があり、山川登美子も時を同じようにして、鉄幹のことを紅梅の露と見立てた、熱い歌を歌っているという。
秋を人のよりし柱にとがめあり梅にことかるきぬぎぬの歌 与謝野晶子
恋に病みけふしぬほどにいとあつきをとめにふらせ紅梅の露 山川登美子
衣々は、衣を重ねて共寝をした男女の衣のこと、晶子には鉄幹がきぬぎぬの君であるが、この頃晶子はまだ結婚前である。乱れ髪は鉄幹への思慕の歌で埋め尽くされている。また、登美子は全く純粋で鉄幹のことを紅梅の露といい、師への激しい恋の情熱を歌っている。 二人共、鉄幹が梅が大好きだと知っていたが、それにしても晶子と登美子、いつも賑わせ楽しませてくれる。数年前に訪ねた若狭・小浜には二人が詠んだ歌があちこちに記された通りがあり、文学の色濃い街だったという記憶がある。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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