

【落窪物語】に於ける「継子虐め」・・・
平安時代のお話。
中納言家の「シンデレラ」落窪の君(おちくぼのきみ)は「継母」北の方にいじめられていました。
着る物もなにもかも満足に与えられず、他の姫君たちや、そのお婿さんたちの豪華な衣装を縫う使用人としてこき使われていました。
母親のいない女ほど不幸なもののない時代。
侍女の阿漕(あこぎ)はなんとかして、落窪の君をこの家から連れ出してくれる立派な旦那様をみつけてあげたいとがんばります。
阿漕の夫の帯刀・惟成(これなり)の乳兄弟でもある「王子様」少将・道頼(みちより)は未婚で将来有望。
最初は興味半分で恋文を送っていた道頼も、実際に逢った落窪の君に夢中になります。
北の方は、落窪の君が幸せになるのが我慢できなくて、納戸に閉じ込めた上、祖父と孫ほど年の離れた典薬助と無理矢理結婚させようとします。
そうと知った道頼は行動開始!
惟成・阿漕と協力し、戸を打ち破り、姫を連れ去ります。
そして二人は幸せに過ごしました。
じゃ、なくて、まだまだ続くのがシンデレラとは違うところ。
その上、一夫多妻(一夫一妻多妾?)のこの時代の上流階級にはあるまじき、少将の一途な愛。
生涯一人の妻を大切にするのです。
(あらすじ::落窪物語::綾鈴堂)より抜粋転載させて戴きました。

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