Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       

羅生門蔓という名の花がある・・・

ラショウモンカヅララショウモンカヅラ 「羅生門蔓(ラショウモンカズラ)」の花が咲いた。シソ科の美しい紫のコノ花に誰が何故こんな名前
ラショウモンカヅララショウモンカヅラをつけたのか・・おどろおどろしい名は、京都の羅生門で渡辺綱が鬼退治をしたときに切り落
ラショウモンカヅララショウモンカヅラとした鬼の腕に見立てたものだとか、京都の羅生門のあたりに数多く咲いていたからこの名がついたという説もあるけれどイマイチ説得力がない。青紫色の花をクローズアップして観れば、毛むくじゃらのイヌの横顔にも見えてくる。いちいち花の名前に拘っているワケではないけれど、「羅生門葛」について調べ始めると、決まったように現れる「京都の羅生門で渡辺綱が鬼退治をしたときに切り落とした鬼のウデに見立てたもの・・・」というお決まりの記述に、いつも「為す術のないムリがある・・・」と、いう空しさにに突き当たってしまうのだ。きょうは、芥川龍之介の「羅生門」から入ってみたら、「今ハ昔」でお馴染みの「今昔物語集」に行き当たり、拾い読みしている内にドンドンのめり込んでしまった。オモシロイのだ!書かれているのは単純な話だが、いずれも深く面白い。取り敢えずは『今昔物語集 本朝部』の巻第29第18話(芥川龍之介が参考にした羅城門の話)を読んでみた・・・結果、「羅生門鬘(カツラ)」がいいのではないかと思うのだが・・・チョット単純か?

[現代語訳]

今は昔、摂津国(現在の大阪府~兵庫県)の辺りで、盗みをするために上京してきた男がいた。まだ日が落ちていないので、羅城門の下に隠れていた。羅城門はまだ人通りが多い。静かになるまで待とうと思い、門の下で待っていると、南の方角から大勢の人がやって来る声が聞こえた。姿を見られたくないので、門の二階部分によじ登っていくと、かすかな明かりが見えてきた。

不思議に思った盗人が窓から中を覗くと、若い女の死体が横たわっている。その死体の頭のあたりで、ひどく年老いた白髪の老婆が明かりを灯して座っているのである。そして、死体から髪の毛を乱暴に引き抜いているのだ。

男はこれを見て情況が飲み込めずに、もしかしたら鬼だろうかと思って恐ろしかったが、死人が生き返ったのかもしれないので、驚かして試してみようと思った。そっと戸を開けていきなり刀を抜くと、「お前は誰だ、お前は誰だ」と叫んで走り寄っていった。

老婆は突然のことに慌てて、手をすり合わせて狼狽している様子である。盗人は「こら、婆さん、お前は誰だ?何をしているんだ?」と尋問した。老婆は「私の主人だった姫君がお亡くなりになって、葬ってくれる人もいないので、ここに置いているんだ。髪が背丈を越すほどに素晴らしいので、鬘にしようと思ってこうやって抜き取っている。助けて下され」と懇願した。

盗人は死人の着物と老婆の着物とをはぎとって、抜き取っていた髪の毛も奪い取り、門の階段を駆け下りて逃げ去っていった。

羅城門の二階には、死人の骸骨が数多く散乱しており、葬式さえしてもらえない死人が、この二階に投げ捨てられているのである。この羅城門の惨状は、盗人の語った話が世の中に広まっていったと、語り伝えられている。





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マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
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ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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