

タネツケバナは「種漬花」、あるいは「種浸け花」と書き、各地で見られるアブラナ科の花で花は小さくて目立たないけれど、群生すれば田の畦を白く染める。どこの田んぼにもこの花が見られるようになり、田んぼだけではなく、あぜ道や小川の土手にも咲いていたりする。白い小さな花を咲かせて今の時期には群生することも少なくない。在来種のタネツケバナも比較的早くから咲き始めるが、種もみを水に漬け、苗代の準備を始める頃咲くので、この名があるとも言われているけれど、この仲間のオオバタネツケバナ(大葉種漬花)と呼ばれる種で、四月の後半から目立ち始める花があり、コチラが歳時記となり、名前の由来となったのはこちらの方ではないかと言われている。タネツケバナは人も食べる春の山菜でもあり、アブラナ科で春の七草のナズナ(ペンペングサ)の仲間なのだ。若葉をサッと茹でて冷水にさらし、サラダや和え物、お浸しにして春を食すヒトのイノチも悪くないとは思うけれど、そこはご時世というか、近ごろはタネツケバナが咲いていない田んぼが増えているらしい。雑草であるがゆえに耕耘機にかき回され、あるいは除草剤を撒かれて全滅してしまった田んぼが増えているようなのだ。歳時記として、籾を漬ける時期を知らせる「春の雑草」なのだが、タネツケバナ(ツマキチョウの食草)が全滅という、「
ツマキチョウ(褄黄蝶) シロチョウ科=(
大阪市とその周辺の蝶)=」・・・負の連鎖に嵌り込むコトになってしまうというのだが・・・ツマキチョウを、まだ見たことがない耄碌爺。。。
◆オオバタネツケバナ アブラナ科 タネツケバナ属=(
西宮の湿生・水生植物)=
◆タネツケバナの仲間(完全編)=(
植物図鑑・撮れたてドットコム)=
◆ツマキチョウ シロチョウ科=(
大阪市とその周辺の蝶)=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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