

畑の周辺、道路の法面や山崩れ跡など地面の不安定な所に直ちに進出する“先駆植物”のひとつで、タケニグサはその代表的な植物。造成地などでもよく見かけるが、雑草が生い茂り始めると、その姿を消すのが先駆植物の常でもある。大きくなると2mにもなり、日本の植物には見えず、昔の人はチャンバギク(占城菊)とも呼んでいたといわれ、チャンバとは現代のベトナム周辺にあった王国の名前らしい。名前の由来には諸説あって、ササヤキグサの別名もあり結実すると2cmぐらいの果実を多数つけ、中の種子が風に吹かれて音がすることから付けられた、なんともロマンティックな命名ではあるけれど、そんな音などするはずも無し、聞いたこともないと無粋な人も居て、議論が分かれることもあったとか・・・。ケシ科の毒草で茎や葉から出る乳液にアルカロイドが含まれ、この液を皮膚病、タムシや水虫の患部に直接塗ると薬になり、漢方でも全草を乾燥させ解毒に用いる。帰化種のように見えても日本に古来からある花で、町中の造成地にもしばしば顔を出す「先駆植物」の代表格でもある。
◆タケニグサ=(
別府街角ウオッチング)=
◆植生の遷移/裸地から森林ができるまで - 森林・林業学習館
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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