

「瘡の王(クサノオウ)」ケシ科クサノオウ属の花で、12種類のアルカロイドが含まれ、ケシと同じ


様に鎮痛作用や神経を麻痺させる作用があるので、尾崎紅葉が胃癌の痛み止めに使ったコトで知られている。丹毒の別名である瘡(くさ)を治す薬効の為、「瘡の王」の名が付いたとされるが、茎を折ると黄色い汁を出すので、草の黄(クサノオウ)の名の由来とする説もある。ケシ科クサノオウ属にはクサノオウともう一つ、私は、まだ観たことがないけれど、クサノオウの花を一回り大きくしたような花を派手に咲かせるヤマブキソウがあり、ヤマブキの花が五花弁であるのに対し、クサノオウと同じ四花弁で、四月の中頃過ぎには咲くのだが、クサノオウのように何処でも見られる花ではないらしい。クサノオウもヤマブキソウも種子にアリの好む物質でエライオソーム、別名種枕(しゅちん)を付け、種子を蟻に運ばせるケシ科クサノオウ属の花であるが、近年ではケシ科クサノオウ属、ケシ科ヤマブキソウ属に分ける動きがあり、それぞれ一属一花の花になってしまうと言われているのだが・・・。
死なば秋 露の干ぬ間ぞ 面白き・・・・・尾崎紅葉
クサノオウは尾崎紅葉が胃癌の痛み止めに使った
生薬・白屈菜(はっくつさい)として有名な薬草である。
上記の辞世の句を残したのが、若干37歳であった。
◆クサノオウ ケシ科 クサノオウ属=(
西宮の湿生・水生植物)=
◆ケシ科=
福原のページ(植物形態学・分類学など)=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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