



エンレイソウは漢字では「延齢草」と書く。名前の由来は、中国で「延齢草根」という名の胃腸薬として用いられていたところからきたといわれている。 日本名でタチアオイ(立葵)の呼び方もあるけれど、コチラはあまり使われていない。タキシンという毒成分を持ち、球根にも葉にも含まれ、嘔吐、下痢、腹痛、筋肉衰弱から 呼吸障害、心臓麻痺から死に到るというシビアな毒。草を食む牛や馬も、近くまで来てもエンレイソウやスズランだけ きれいに食べ残していて、彼らも何かセンサーを持っているらしい。北大の校章にデザインされているコトで知られているが、それはオオバナエンレイソウの方らしい。また、エンレイソウも種子に「エライオソーム」という、アリに運んでもらうための物質をつけている。「elaiosome 」(エライオソームまたはエライオゾーム)と呼ばれるアリを誘引するこの物質は、オレイン酸などの脂肪酸、グルタミン酸などのア ミノ酸、蔗糖(ショ)糖などの糖を含んでいる。
◆アリに運んでもらうためのこうした仕組みを持っている草花は「アリ散布植物」と呼ばれ、スミレ科スミレ属、イチリンソウ属、キンポウゲ科フクジュソウ属、ミスミソウ属、ケシ科キケマン属、クサノオウ属、エンレイソウ属、ユリ科カタクリ属、カタバミ科、シソ科、アオイ科などの植物200種類にものぼるという。◆エンレイソウ(ユリ科 エンレイソウ属)=
(Y.HADA'S Home Page)=
◆エンレイソウ(延齢草)の話=(
厳寒の地でのガーデニング(花の物語))=
◆オオバナエンレイソウ=(
二人の館)=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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