1960年の映画ですから、かなり古い映画ではあるけれど、 脚本がヌーヴォー・ロマンのアラン・ロブ=グリエ、監督がヌーヴェルヴァーグのアラン・レネという、筋金入りの「新しい」映画。主役の女性を演じるデルフィーヌ・セイリグの息を呑むような美しさ、彼女が着ている服は全てシャネルだそうです・・・私は映画に関する難しいことは解りませんが、美しく、いい女が登場する映画はイイ映画だと勝手に決め付けている映画好きです。マリエンバートとは実際にフランスにある地名で、コノ『新しい』映画は見る人それぞれを縛らず、解釈や感想も自由自在、お好きにどうぞと言った風で、入り口は何処!?と、探してみれば、そんなモノは在りそうで無い・・・起承転結など以ての外・・・3人の登場人物は、それぞれに曖昧な記憶をなぞり、アラン・レネ監督が手掛ける幻想的で不可思議な寓話。 豪華城館でのパーティで男女が出会う。男は去年マリエンバートで会ったというが、女にその記憶はない。しかし、男に迫られるうちに女は過去と現在の境を見失い、その記憶も曖昧なもの ...互いに混乱しているようでそうでもない。結局は豪華城館ホテルのバロック風建築や装飾、マグリットの絵に似ている庭園の雰囲気はシュールレアリズムのアートそのもの。『どうぞご自由に・・・』と言われても・・・と言いたくなってしまうほど『新しい!』ということか。
◆時事ドットコム:アラン・レネ監督死去=「去年マリエンバートで」-仏◆『去年マリエンバートで』(1961) | 居ながらシネマ◆アラン・ロブ=グリエのこと: 風街浪漫
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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