

通りかかった小さな溜め池を覗いてみたら、宝石でも撒き散らしたかと想うような光景に出


くわした。水が碧く澄み切っているわけでもないし、かといって、水面にクビを伸ばした水車


前草(ミズオオバコ)の花が殊更に華やいでいるワケでもないけれど、ふっくらとした大きな葉が


薄暗い水底で、ゆるやかなリズムを刻む・・・不思議な空間が心とらえて放さず、ひたすら撮った。昔は、そこかしこで見ることができた花ではあるらしいが、私は、初めて見る花なのだ・・・調べてみた。ミズオオバコは、池沼、水田、小川などに生える沈水性の一年草で時には群生する。葉の形が「オオバコ」に似ているところからミズオオバコと呼ばれているらしいのだが、花の色には白色~うす桃色と変化がみられ、日本のものは淡紅紫色の3弁花を咲かせる。形は「オオバコ」とは全く異なる。日本にも自生する水草で、春から夏にかけて育ち、秋には結実して枯れる。用水路や水のきれいな水田に生育し、水田では小形だが、溜め池のように深い所では大形になる。因みに、兵庫県レッドデータランクC。この池に咲く花は、花径、約5cmはあろうかと想う大型だった。水車前草(ミズオオバコ)はトチカガミ科ミズオオバコ属、「水大葉子」とも書く。生薬名を車前子(しゃぜんし)/車前草(しゃぜんそう)、人や車の踏み通る道端に生える非常に生命力の強い薬草と言う意味で漢方では、車前(しゃぜん)、もしくは車前草(しゃぜんそう)と言うようだ。
宵の月 みなも華やぐ 乙女草
宴の舞の 夢醒めやらず・・・秋の月
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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