

夏の終わりから初秋の三草山を歩けば、林道脇に咲くママコナをよく見かける。通り抜ける風に揺れる姿は、束の間の秋を想わせ、涼しげで残暑も忘れさせてくれる。「ママコ」といえば、粉に水などを加えてこねるとき、なじまないで残った粉のかたまりコトをいうけれど、血のつながりのない子。転じて、仲間外れやのけ者といった意味で使われることもある。ままこしたらいかん、仲良うしなはれや・・・の、アレであるけれど。この花の名の由来は、花唇にある二つの隆起を米粒に見立てて飯子菜(ママコナ)と名付けられたとする説が有力であるけれど、種を米粒に見立てたとの説もある。半寄生の一年草で、イネ科やカヤツリグサ科の植物の根に寄生するとされ、変わった生殖の仕方をする花でもある。半寄生ということは自立もできるというコトで、葉緑素を持ち自身でも光合成を行うということだが、他の植物からも栄養を取り、宿主がいないときには全草の姿も小さく、宿主がいる場合には大きくなるそうである。寄生植物にはネナシカズラの様に全寄生するものとママコナの様に半寄生する植物が有り、半寄生植物が80%を占め、そのほとんどは熱帯地方の植物で、散歩道で見られるのはこのママコナとカナビキソウくらいだといわれる。
◆ママコナなど半寄生植物=
福原のページ(植物形態学・分類学など)=
◆ママコナ=
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↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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