

クズは、マメ科クズ属の多年性つる植物。れっきとした秋の七草のひとつで、藤の花とは


逆に花穂が上に向かって立ち上がり、下から上へと咲いて行く。薄紫の花は、よく見れば


それなりに美しい。ただ、その旺盛な繁殖力で林縁や、道端にはどこにでも生えており、希少価値などとは縁遠い植物なのだ。盛夏には1日で1m程も伸びると言われ、辺りの木や電柱に絡んだり、地面を這ったりして周囲のモノを覆い尽くしているサマは、夏の終わりに田舎道を走れば何処にでもある光景なのだ。20世紀初頭の頃、この旺盛な繁殖力が買われて日本からアメリカに大量の種子が送られたと言われる。高速道路の防音壁に這わせて防音効果を高めるためなど、それなりの効果はあったようだが、その旺盛な繁殖力でドンドン繁殖し、今では有害な外来種に指定され、迷惑がられているというのだ。嫌がられている外来種の話は、日本ではよくあるけれど、コレは逆パターンで「逆」もあるという話。クズの根から食品の葛粉や漢方薬が作られ、葛粉を湯で溶かしたものが葛湯(くずゆ)で、熱を加えて溶かしたものが固まると、半透明や透明になることから和菓子の材料としても利用されている。また、クズの根を干したものが葛根(かっこん)と呼ばれる生薬で、発汗作用・鎮痛作用があるとされ、葛根湯などの原料になっている。
◆クズ=
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↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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