

「お菊虫」その後が知りたくて、またM氏宅を訪ねた。増え過ぎた幼虫を近くの河原へ放し


に行くところだというので同行させて貰った。国道脇のあぜ道を川の方へ少し下りた辺りで、ウマノスズクサを探しては幼虫を着けていくのだけれど、眼を凝らせば、広範囲に渡って特徴のあるアノ葉が見えてくる・・・よく探せば、まだまだあるようだ。以前から、M氏がどうしても撮りたいと言っていた、幼虫から蛹になる瞬間を、ヤッと撮ることができたという。私もYouTubeで検索したらかなりアップロードされていたのを見て、幼虫をモットよく観察してみたくなり三度お訪ねしたという次第。素晴らしい土産を頂戴して帰宅した・・・木の枝に細い糸を張り、我が身を吊り下げ、お菊に成り切る直前の体勢を取り始めた幼虫を頂戴したのだ。糸が切れないように気遣いながら、何とか無事に持ち帰り、早速、現在の姿を撮って置こうと準備を始め、バックに厚い紙を立て、ピントを合わせ始めたその時、突風に煽られバック紙と一緒に幼虫の着いた木が倒れ、幼虫がぶら下がった糸は切れてしまったのだ・・・唖然、呆然、幼虫を手にしたまま、どうすることもできず、ぶら下がっていた枝の下に、そっともたせかけて見守ることにして、就寝前に観たときは変わりなし・・・一夜明け、この画像が今朝の姿。それでも脱皮はすでに終わって、脱いだ皮は黒く縮み、団子状態で黄色い蛹の側に転がり、結局、蛹になる瞬間は観察できず、YouTube で検索、今日の動画ということになった。この動画で見る限り“コマ飛ばし”など編集に手が加えられ短時間に仕上げられているけれど、実際に脱皮に掛かる時間は他の動画などで確認した結果、多少の個体差はあっても数分(5~8分)といったところか・・・蛹が出来上がってみれば、何のことはない・・・幼虫が皮を脱いで、しばらく固まり、派手な蝶のデビュー前夜ということなのだった。それでも、ジャコウアゲハのメリットは理解できたとしても、ウマノスズクサ側にはどんなメリットがあるというのか・・・ウマノスズクサとジャコウアゲハの関わりに不思議のタネは尽きず・・・。
科学映像館 ジャコウアゲハ(1)幼虫から蛹
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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