

瘡の王(クサノオウ)ケシ科クサノオウ属、全草有毒。薬用植物としてよく知られるクサノオウはユ


ーラシア大陸一帯に広く分布し、古代ギリシャ神話にも薬用とされたとの記述があるらしく、洋の東西を問わず古くから用いられた薬草なのだ。ケシ科クサノオウ属には、もうひとつクサノオウの花を一回り大きくしたような大きな花を咲かせるヤマブキソウという植物もあるらしい。感じが一重のヤマブキに(山吹)に似ているのでそんな名前になったらしい。山吹の花は5花弁だがヤマブキソウはクサノオウと同じく4花弁らしいのだが、クサノオウのようにシーズンには何処でも見られる花ではなく、私は、まだ見たことがない。クサノオウもヤマブキソウも種子に蟻の好物の脂肪隗(エライオソーム)を付け、種子を蟻に運ばせる花でもある。ケシ科クサノオウ属の花には、分かっているだけでも12種類のアルカロイドが含まれ、ケシと同じ様に鎮痛作用や神経を麻痺させる作用があるので、尾崎紅葉が胃癌の痛み止めに使ったことでよく知られている。尾崎紅葉、若干37歳の辞世の句を転載した。
死なば秋 露の干ぬ間ぞ 面白き」・・・・尾崎紅葉◆クサノオウ=
(Y.HADA'S Home Page)=
◆アリ散布植物(エライオソーム)=(
植物豆知識あれこれ・・・)=
◆エライオソーム その2=(
植物豆知識あれこれ・・・)=
◆尾崎紅葉 =(
近代日本人の肖像 | 国立国会図書館)=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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