

古来から強壮剤として知られるイカリソウは、中国名で淫羊霍(いんようかく)と呼ばれ、漢


方の生薬でも「淫羊霍」の名があり、現代でも疲労回復用のドリンク剤に入れられたり、薬


酒にも利用されている。その昔、中国の薬学書には「四川(しせん)の北部に淫羊という羊がおり、一日百回も交尾する。 それはこの草の花霍(かかく)を食べている為で、この草を淫羊霍(いんようかく)と名付けた」と記されていて、イカにも効きそうなネーミングなのだ。花の四方に伸びた角のような部分を船の碇(いかり)の鉤(かぎ)に見立てて、和名はイカリソウ(碇草)と名付けられた。鉤(かぎ)に当たる部分は距(きょ)と呼ばれ、花弁の一部が袋のように変化したものでこの中に蜜が入っている。また、種にエライオソームと言うアリの好む物質を付け、アリに種を運ばせて分布を広げるという戦略も持ち、太平洋側には葉が常緑でなく、基部が浅い心形となるイカリソウがある。色は白~紅紫の花を咲かせる。
◆イカリソウ=(
草木図譜)=
◆イカリソウの仲間=(
植物図鑑・撮れたてドットコム)=
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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