

雪融けの頃ともなれば、冬の間、落ち葉に覆われた林床では、陽光を感じ始めた植物たち


が、つかの間の春を逃すことなく、蓄えたパワーを全開にし、次々と蕾をのぞかせたかと想えば、瞬く間に花を咲かせ始める・・・落ち葉に覆われていた林床は一変し、華やかな“森の楽園”を想わせるけれど、さして長くはない花期が終われば葉だけの姿になり、急いで行う光合成が終わる夏には葉も枯れ、これらの“早春植物”たちの痕跡は地上から消え去るのだ。そして、翌年の春先まで一年の大半を地下茎や球根だけの姿で過ごすことになる。このようなライフ・サイクルの“林床性多年生植物”を総称して「スプリング・エフェメラル(spring ephemeral)」と呼び、“ephemeral”は情緒的なコトバの一つで「はかない、短命の、つかの間の」と言ったことを意味する形容詞なのだった。これら春植物を一般的に
「春の妖精」などと呼ぶのは、この辺りから来ているらしい。
◆セツブンソウ=
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↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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