

あしアト do_On!にNO.2290.秋の月 >「タカサゴユリ」が、






これならシロートなりに白い「シンテッポウユリ」という種の存在も納得できる。そして「シンテッポウユリ」存続のためにはテッポウユリをくりかえし戻し交雑することが欠かせぬポイントとなるらしいことも理解できる。ただ管理可能な園芸種の場合はいいとしても、それ以外の環境、たとえば自動車「シンテッポウユリは、純白色のタカサゴユリとテッポウユリの種間雑種を育成し、これにテッポウユリを交配して育成したものが最初で、その後育成された新品種は、両種の種間雑種にテッポウユリをくりかえし戻し交雑することにより、播種から1年以内の開花性を残しつつ、テッポウユリの草姿、花容、品質などの特性を強化した育種が行われて生まれたもののようです(「花専科 育種と栽培 ユリ」(誠文堂新光社)




タカサゴユリはよく種子を稔らせ、風によって種子を散布する。侵入した1年目は茎を形成せず、数枚の細長い葉を伸ばすだけである。頼りないようであるが、余分な部分がないので、葉で得た光合成産物をセッセと球根に溜め込んでいる。2年目(3年目か?)には花茎を出して開花する。次年度にはさらに大型となり、太い花茎を出して多数の花をつける。
どんどん大きくなって繁茂するかと思えば、たくさんの花を咲かせた次の年には、ぱったりと見えなくなってしまう。ユリの仲間はビールスによって障害を受けやすく、長期間同じ場所に生育しにくいことが知られている。同じ場所に長居したために病原菌などが増加したのではないかと思っている。いわゆる嫌地現象、あるいは連作障害である。
他のササユリなどの種に関して調査したわけではないが、ササユリ・コオニユリなども同様なライフサイクルを持っており、侵入した時点においては茎を持たない状況で生育を開始し、十分に球根に栄養分を備蓄できた段階で花茎を伸ばして花を咲かせると考えられる。この間、十分な日照が得られる立地環境であることが必要である。開花するようになって、長期にわたって生育することは困難であり、新たな場所へと移り住むものと思う。
◆戻し交配(バッククロス)の意味教えて... - Yahoo!知恵袋
◆シンテッポウユリ 六甲山花紀行
◆タカサゴユリ(石川の植物)
◆福岡県庁ホームページ シンテッポウユリ出荷はじまる!!
◆タカサゴユリ / 国立環境研究所 侵入生物DB
◆シンテッポウユリ(タカサゴユリとテッポウユリとの交雑)
怠け者の散歩道/ウェブリブログ
◆shu(^^) Homepage, シンテッポウユリ
◆「連作障害」「嫌地現象とは(養分のアンバランス 嫌地物質)

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