

冷やしうどん、ひやむぎ、そうめんや冷やし中華、トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、ピーマン、それにスイカと、おなじみの夏野菜・・・登山やハイキング、海や川や山に行って自然に戯れ遊ぶのも悪くはない。連日の猛暑日を「暑い!アツイ・・・」と、こぼしながらも、それぞれの夏は鮮やかに甦る・・・数日前のこと、「畑でカラスに穴を穿けられるだけや・・・」と縄師・ Kさんがスイカを山麓の東屋まで数個持ち込み、ひび割れた一個を下山したばかりの人たちも一緒に食べようと、突然はじまったスイカパーティーに“老人たちの夏”は一気に盛り上がった。子供の頃、スイカのタネは、吐き出さずにほとんど食べていた・・・とか、下アゴで削るようにして喰ったもんや・・・とか、皮の漬け物が旨かった・・・とか“ムカシ談義”に花を咲かせた。縄師・ Kさん、こだわりの“岩塩”まで持ち出しスイカにひとふりして、ガブリひと口・・・「美味い!」。透かさず更にひと口・・・「ホーホケキョケキョケキョ・・・ホーホケキョ!!・・・」「上手い!!」
喰いついた 西瓜の向こうで 夏うぐいす・・・淫蕩火繁殖期が終わる夏になると、声に生気が失われたウグイスは、さえずりはほとんど聞かれなくなる。ウグイスはホーホケキョとは鳴かず、チャッチャと声を出すだけで、夏になっても、さえずっているウグイスを夏うぐいす、老い鶯(おいうぐいす)、残鶯(ざんおう)、老鶯(ろうおう)などと呼ぶらしい。


それにしても、真夏のウグイスがこれほど上手くさえずるとは・・・お見事!としか言いようがない。なぜ、ウグイスはさえずり続けるのか?多くの鳥のオスがさえずるのはメスを引きつけるためなのだ。だから、つがいになるとさえずりにも艶が無くなると言われている。しかし、ウグイスのオスは早春から真夏まで繁殖期を通じて活発にさえずり続けている。調べてみると、ウグイスのオスは一夫多妻になることが結構あり、一夫六妻のオスもいたという記述もあった。ウグイスはメスが頻繁に離婚・再婚を行なうため、オスが一夫多妻になることも多いというのだ。離婚の原因は捕食によって卵やヒナを


失うことと、やぶの中に作られる巣はヘビや哺乳動物に襲われることが多く、巣立ち迄に至るのはわずか3割に満たないのだ。捕食者が原因で再婚を求めるメスが発生し、オスは多くのメスを獲得しようと、猛暑日にも拘わらずさえずり続けていたのだった。産卵期は5月~6月で、抱卵日数、巣立ちまでの日数もともに二週間ほどで、しばしばホトトギスに托卵されるという。繁殖期が終わる夏になると、さえずりはほとんど聞かれなくなり、ウグイスもホーホケキョとは鳴かず、チャッチャと声を出すだけで、この短く地味な鳴き声が地鳴きといい、地鳴きは主に仲間同士の連絡に使われていると考えられていて、特に「笹鳴き」と呼ばれている。つまり、ウグイスは、一年を通して鳴いているのだった。
「梅にウグイス」が“定番”ではあるけれど
「夏こそホーホケキョ」なのだった。因みに「春鳥」「春告鳥」「報春鳥」「匂鳥」「歌詠鳥」「経読鳥」「人来鳥」「百千鳥」「花見鳥」「黄鳥」・・・全て、ウグイスの異名。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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