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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       
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異形の誘惑・・・草花火

コモウセンゴケコモウセンゴケ葉 三草山でイシモチソウを初めて観てから3年にはなり、この夏はコモウセンゴケにも出会ってしまった。どちらも、痩せた土地で小さな花を咲かせながら葉先の腺毛から粘液を分泌し、集まってくる小さな虫を絡め取り養分を吸収するといわれているけれど、いわれているほど虫が集まっているようにも想えないし、モウセンゴケの仲間は花も咲かせるし実も付ける高等植物(被子植物)なのだった。仮に種子を作ることが出来なくても株別れや根からの発芽によって子孫を残そうとし、更に土中に埋もれた「葉」の一片からも発芽するしたたかさも持ち合わせていて、そのたくましい生命力には驚かされる・・・コモウセンゴケ葉コモウセンゴケ葉他の植物が生育し難い痩せた湿地に生きているからこそ、尚更のことなのだ。それにしても、見れば観るほど、そのスガタ、カタチの不思議な成り立ちに思わず「ファンタスティック!!」なのだった。異形のモノ、フツーでないモノ、グロテスクなモノには少なからず心惹かれるモノがあり、異形であるが故に価値観までが覆され“畏敬の念”に囚われてしまうことすらあり得ることなのだから・・・。イシモチソウにしろ、コモウセンゴケにしても、その特異なスガタカタチは成る可くしてなった進化のカタチなのだろう・・・ややもすれば、その“異形”故に忌み嫌われることもあろう“異形のモノたち”の、そこに至るまでの時間を想うとき、ドラマティックな妄想は膨らむばかり・・・あらためて異形に眼を凝らす夏の夕暮れ。

モウセンゴケの仲間 <日本産>

日本に自生しているモウセンゴケの仲間は7種類です。いずれも湿原や湿地に生育しています。極北から南下し日本では3カ所でしか見らず尾瀬を代表するナガバノモウセンゴケと九州まで分布を広げ一般的にみられるモウセンゴケの2種類は暑さに弱く寒さに強い種で、栄養分をためた冬芽をつくり雪の下、氷の中に閉じこめられて越冬します。熱帯から北上して分布するものはナガバノイシモチソウ、コモウセンゴケ、イシモチソウがあり暑さに強く寒さに弱いので生育北限は福島県か関東地方です。イシモチソウは生育期間の短い植物で4月から7月まで地上部が見られますが、真夏には豆粒のような塊茎を地下に作り休眠します。種子でも増殖しますが親株になるのに3年程かかります。ナガバノイシモチソウは4月頃発芽し10月まで生育を続け種子で越冬しますが熱帯では多年草です。トウカイコモウセンゴケは伊勢湾周辺に自生し、コモウセンゴケは福島県まで広く自生して紅色の花を咲かせますが、沖縄県では白花です。暖地に生育するため冬芽は作りませんがいくらか小型化し年中生育しています。
食虫植物のナガバノイシモチソウ

                   

◆コモウセンゴケ (モウセンゴケ科 モウセンゴケ属
(植物生態研究室(波田研))
◆捕虫葉から発芽(愉快なサンショウウオたち: コモウセンゴケの葉伏せ~近況)
◆イシモチソウ 植物生態研究室(波田研))
◆コモウセンゴケの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)

















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Tokira

Author:Tokira
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マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
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ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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