

ようやく“梅雨らしく”なり、山を歩いてもチョウなど昆虫たちが目に止まるようになった。とは言っても、例年に比較すればかなり少


ない。植物には“裏年”があるように野鳥や昆虫など生物にも“裏年”はあるのか・・・このような裏年(植物の)があることで直接的に大きな影響を受ける生物もいるようで、こんな記述もあった。常緑の樫類では木全体にたくさんの越冬芽をつける年と、ほとんどつけない年があり、このような樫の新芽だけを食べて育つシジミチョウのグループが存在するが、このシジミチョウのグループは、樫の越冬芽の多い年と少ない年で、出現数が比例して大きく変化する。この蝶の場合は、植物の裏年に原因がある動物の裏年の出現例だが、動物自体の持っている出現期の周期的変化もあり、極端な例ではアメリカにいる17年ゼミ。かなり知られている話なのだけれど、このセミの親は17年ごとにしか地上に現れないのだった。裏年のない植物もあり、この場合は毎年同じように実をつけるので裏年がないらしい。裏年のある植物では一年越しのものが良く知られていて、柿の場合は一年ごとに収穫量が大きく代わる。また、ヤマモモの場合は実をつける年と全くつけない年が交互に来るらしいので、昨年は見事な果実を食べさせてくれた三草山の“ヤマモモロード”も今年は“裏年”ということになり、チョット寂しいが来年まで1年の辛抱ということになる。花を着け結実する作業は、植物にとっては大変なエネルギーを消耗するので、毎年はとてもできない作業なのかも知れない。ウラがあるからオモテがある・・・
逆もまた真!?ヤマモモはハンノキ属植物と同様に放線菌と共生しており、空中窒素の固定能力がある。このような能力に注目され、山林火災跡地などの治山植栽に用いられる
◆ヤマモモ(ヤマモモ科 ヤマモモ属)
(植物生態研究室(波田研))
◆ヒメウラナミジャノメ(
大阪市とその周辺の蝶)
◆ツバメシジミ(
大阪市とその周辺の蝶)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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