

コモウセンゴケが花を咲かせている間にその「全姿」をカメラに収めようと、静まりかえった池畔に出掛けることも二度、三度・・・全草丈10cm足らずの細くて小さな植物を岩肌の露出した急斜面で撮るにはコチラもモウセンゴケに成り切るしか手がない。チョットした岩壁を横切る細い道に張り付いていたら、普段は殆ど出合うことのない登山者が通りかかったりするので手間が掛かる。こんなコトにウツツを抜かしている間に8日の西日本に続いて、9日は、関東甲信などでも梅雨入りとなった。


梅雨に入れば「コモウセンゴケの花」は一日花であり、その上に太陽が貌を見せなければ開花もしないので花を観る機会は少なくなるハズ・・・「梅雨」という言葉は、意外なことに外来語。元は中国の言葉で揚子江流域で梅の実が熟す時期に雨期があり、それを梅雨(バイウ)と呼んでいたらしい。梅雨のことを黴雨(バイウ)とも書くらしい。これは黴(カビ)を発生させる雨のことで、分かりやすいのだが、美しさに欠けるきらいがあり、あまり目にすることはない。また、「ツユ」の語源は「露」「汁」(つゆ)や、湿気で物が腐ってしまう事から「潰」(ついゆ)等から来ているようだとも言われている。この他にも「つゆ」は、「少し(ばかり)」「少しも」という意味で使われる場合もあり、「つゆしらず」は「少しも知らなかった」「少しも気付かなかった」という意味で用いられる言葉でもあるのです。また、こんな記述もあったので何かの参考になればと転載させて貰った・・・と、画像の「スイカズラ」とは何の関係もない話ばかり、つゆ知らずとはいえ悪ノりが過ぎたようで・・・梅雨空になに想うボケ老人。
◆スイカズラ(スイカズラ科 スイカズラ属)(
植物生態研究室(波田研))
だし:「出し汁」の略。鰹節・昆布・椎茸などを煮だした汁。にだし。だし。
つゆ:「液・汁」①液汁。しる。水気。②吸い物のしる。③煮汁。④つけ汁。
たれ:「垂れ」②焼き物・鍋物の調味用の汁。醤油や味噌などに調味料・香辛料を加えて作る。
これを見る限り、「だし」と「つゆ」と「たれ」は完全に別物のように見える。「だし」は醤油などの調味料を含んでいない、純粋の煮出し汁で、「つゆ」や「たれ」の材料といってもいい書き方になっている。けれど、関西ではうどんの汁は「だし」としか言わないし、関東煮きつまりおでんの汁も「だし」という。「つゆ」といった場合は醤油などの調味料がよほど濃く調合されてつけ汁となっている場合か、すまし汁を「露」にみたてて「つゆ」という言葉を当てた場合になるのだろう。「たれ」に至っては、「つゆ」以上に濃い味と風味を有する独自の調味料という感覚になる。
翻って、関東では「だし」は純粋に出し汁としての意味しか持たなくなり、「つゆ」と「たれ」はどちらも濃い味を持つ調味料的な素材として、その区別が曖昧になっているのではないだろうか。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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