

この花もすでに花期は終わっているけれど・・・「夕化粧」という艶めかしい名前に、ほとんど消えかかっていた記憶のツボを刺激されたか、中学生の頃に見た映画「小さな悪魔」のことが妙にクッキリと甦ってくるのだった。老いが加われば「昨夜、何を食ったか思い出せなくとも、数十年前のどうっていうことないシーンを記憶していて鮮明に甦ることがある・・・」とはよく聞く話ではあるけれど、当時かなり売り出していたブリジット・バルドーと、シブさが売りのジャン・ギャバンが主演の映画なのだが、映画の名場面やストーリーを思い出したわけではない。確か、夏休みに新開地の
「衆楽館(しゅうらっかん)」 - Wikipediaで観たと記憶しているのだが、上げて寄せた胸の谷間も露わなBB(ベベ)
ブリジット・バルド-(井上篤夫の眼)の写真に惹かれ、持ち帰ったパンフレットに纏わる話なのだが、


とにかくベンキョー嫌いの私は、夏休みの宿題もそこそこに、そんなブリジット・バルドーの艶めかしいポートレートをベニヤ板に描きなぐり、取り敢えずの提出物として出したところ迄は良かったのだけれど、後日、美術の教師から呼び出しがかかり、
「Tokira君よ、実は、君の絵を見た校長が“あの絵は自分(私)の描いたモノではない・・・”と言っているのだが・・・」と話しにくそうに語り始めるのだった。それでどうしろという話でもなし、本当に自分自身の描いたモノであることを確かめておきたかったらしい・・・当時、親父が持っていたベニヤ板や油絵の具を使って描いたモノで、正真正銘、私が描いた絵なのだが・・・決して「中学生にしては上手く描けている・・・」が故の“疑い”ではなく、当時、中学生の分際で油絵の具を使いベニヤ板に、フランス人女優の艶めかしい姿を派手な色づかいで描き殴っているのが“中学生の自作”とは信じられなかったらしい。誰が描いたモノでもない、私自身が描いた“絵”が校長の心を騒がせたというコトだけが
“妙な快感”として甦ってくる今日この頃なのだった。
◆ユウゲショウ (アカバナ科 マツヨイグサ属)(
植物生態研究室(波田研))
◆新開地オモシロ情報サイト (
新開地ファン)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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