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エライオソームという種枕(しゅちん)・・・次郎坊延胡索

ジロボウエンゴサクジロボウエンゴサク 植物の名前には変わった名前が色々あることは知っていたけれど、ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)・・・なんとも変わった名前があるものだ。その由来は、昔、伊勢地方で、スミレの俗名“太郎坊” に対して、この花を“次郎坊”と呼んでいたことと、またこの花は中国の生薬“延胡索(エンゴサク)”の仲間であるころから来たと言われている。名前の由来に関しては例によって例の如し・・・
ジロボウエンゴサクジロボウエンゴサクなんとも言いようがない。ジロボウエンゴサク(次郎坊延胡索)は、約2cm位の果実(種子)の鞘(さや)を作り、タネが成長してくると茎が倒れて、開いた鞘から黒っぽいタネがこぼれ落ちる仕掛けになっているらしい。調べていく内に、タネの先端には「種枕」という風流な名前で呼ばれる、アリの大好物でエライオソーム(elaiosome) という白っぽい脂肪の塊のようなモノがついていて、植物が自分のタネをアリに遠くへ運ばせるための餌なのだ。アリは食料としてエライオソームをタネごと持ち帰り、残ったタネを捨てるのでエライオソームを作り出すことは植物の繁殖、分布域拡大のための戦略なのだった。このような方法で、種子を散布する植物をアリ散布植物と呼び、日本におけるアリ散布植物は、ホトケノザ、カタクリ、スミレの仲間、キケマンなどケマンの仲間、キジムシロ、ヤマブキソウ、ツリフネソウ、タケニグサ、フクジュソウなど、スミレ属、イチリンソウ属、フクジュソウ属、ミスミソウ属、キケマン属、クサノオウ属、エンレイソウ属、カタクリ属など200種類くらいはあると考えられているようだ。また、タネの発芽にはエライオソームがあってもなくても関係はないようで、どこまでも、うまくできていて、気の遠くなるような時間を経てきた自然界の“いきもの語り”には、只々恐れ入るばかり・・・。


◆ジロボウエンゴサク ケシ科 キケマン属(-関西の花・春~初夏の花・兵庫県-)
◆エンゴサクの仲間(植物図鑑・撮れたてドットコム)
◆ジロボウエンゴサク(ケシ科)(のこのこ このこ)











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時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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