

群生するウマノアシガタと、ツヤのある黄色い花を飛び回る蝶、ベニシジミを今年になって初めて見たのは、四月も終わりの頃だった。それ


までは時期が巡ってきても咲くはずの花は咲かず、花が咲かないので虫の姿を見ることもない。虫がいなければ野鳥も姿を見せず・・・といった異


常な状態に陥っていた自然界のサイクルが、四月の終わり頃になって一斉に目覚めたらしい。畦に咲く花という花が殆ど同時に、そして、一斉に狂ったように咲いた。このウマノアシガタでさえ群生する姿を見るのは久しぶりなのだった。ウマノアシガタといえば、いつもその名前の由来には、納得するとか、しないとか以前の「いい加減さ・・・」ばかりを思い知らされてイヤになるけれど、「金鳳花」という別名には惹かれる。ツヤのある光沢に輝く花のイメージにピッタリだと思うし、見方によれば金ピカの光沢が誘う「キッチュな世界」も連想させてくれるアートな花なのかも知れない。キンポウゲ科のイチリンソウ属にはニリンソウ(下段の二枚)やオダマキ、オキナグサ、フクジュソウなどよく知られた花が多いけれど、その殆どが毒成分を持っているので要注意植物でもある。「金鳳花」とは、本来、八重咲きのモノを指す名前で、画像のような一重の花は「ウマノアシガタ」と呼ぶのが正しいらしい・・・のだが「ウマノアシガタ」ではねぇ・・・ナンセンス!としか言いようがない。
◆キンポウゲ科の花(
植物生態研究室(波田研))
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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