

初詣をした・・・今年は世間並みに初詣をした。1月4日に近郊のお寺、「伽耶院」へ参詣した。左の画像のように飾り気のない“行者堂”があり、内部の厨子や仏壇などは寛永期(1624~1644)のものらしく、
役行者の尊像を安置し何の飾り気もない“こもり堂”としての質素な空間を保っている。今どき、拝殿や本堂へ辿り着くまでに、一人あたり何某かの入山料などを取るところも珍しくないご時世・・・入山料
「お一人につき、草ひき十本・・・」、また、人懐っこい飼い犬のそばには
「糖尿病を患っています。甘いものは与えないで下さい・・・」などという案内板に、この寺のポリシーを垣間見たようで思わずニンマリ・・・。


また、本堂脇に黄金水と呼ばれる小さな池があり、太陽光が当たると虹色に輝くと伝えられている。この黄金水、普段はただの濁った水なのだけれど、12月中旬から2月中旬にかけて、風のない日に陽が当たると輝くのだと言う。しかし里山の木立に囲まれているので陽が当たるのは昼前後のわずかな時間だけなので、条件は厳しく、結果的には“虹色の池”を撮るために、アシを運ぶこと二度という結果になったけれど、なんのことはない、太陽がこの池に映る季節や時が巡ってくれば、池は金色や虹色に輝く・・・では、なぜ水が金色や虹色に染まるのか?


木漏れ日を受けた水面が虹色や金色に輝く・・・これは池にヒカリモが繁殖していることによるもので、良質の水に発生する淡水産の微細藻の成せるワザらしい。半世紀前までは身近な池にも自生していたが、乱開発により現在は全国で十カ所ほどしか確認されていないという。だが、伽耶院の池には「森の豊かな水が流れ込み、水辺の落ち葉が肥料になっている」という環境にも恵まれ、数万以上が生息していると言われている。ヒカリモとは、黄金色藻類の球形単細胞生物で黄緑色の色素で光合成をする。光を反射して暗所で光る。。体長約3―8ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)。陽のあたりにくい池や洞穴の水たまりに発生し、良好な水質の下で生息。
◆「ヒカリモ」が日本で最初に発見された竹岡(
ヒカリモ発生地(黄金井戸))
◆ヒカリモ(
微小藻の世界)
◆ヒカリモの生態写真(吉崎 誠 東邦大学)(
chryso pict)
◆黄金色藻(おうごんしょくそう(
Wikipedia)
◆ヒカリモ(
Wikipedia)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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