

ウメモドキが葉を落とし、果実の赤い色が鮮やかに映える季節になった。「虚実皮膜」というコトバがある。芸は実と虚との皮膜の間にあるというもの。つまり、真実と虚構との中間に芸術があるとするもので、近松門左衛門の語として知られているけれど、これは演劇について言ったコトバだが、演劇のジャンルのみならず、詩歌や連句、写真などについても言えることだろう。言われてみれば、木の枝ぶりや実の着き方がウメに似ているのだけれど、果実の色は本物のウメよりも鮮やかで小粒でもビッシリと着いた果実は、見方によれば本物のウメよりも「梅らしく」見える・・・・といったコトらしい。「もどき(擬、抵牾、牴牾)」とは、批判や非難などを意味する動詞「もどく」の名詞形で、日本の芸能において、主役や前に演じた物をまねしたり揶揄したりする滑稽芸のことで、中世の田楽芸を中心に発達したと言われ、名詞の下に付いて、それに匹敵するほどのもの、また、それに似て非なるものを指す・・・などとあり、「梅もどき」「がんもどき」・・・などがある。がんもどきの語源=「雁擬き」これも雁の味に似て美味ということから来ているらしいのだが、肉食を断じた僧の精進料理として発達したという説もある。関西では飛竜頭などとも呼び飛竜頭はポルトガル語源でヒリョウズ、ヒロウスなどとも読む。 また、もどき肉、と言うのがあるそうで、いわゆる精進料理で肉を使わない肉ということらしい・・・モドキなヤツの時代が来たらしい。
◆ウメモドキ(梅擬)モチノキ科 モチノキ属(
神戸・六甲山系の樹木図鑑)
◆がんもどき(飛竜頭)(
男の趣肴)
◆国産100%だいずのお肉(
商品一覧【ケンコーコム】)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
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