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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       
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見堺のない交雑性・・・センダングサ

センダングサセンダングサ 浜辺で見た地味な花、センダングサ(栴檀草)。「栴檀(センダン)は双葉より芳し」と喩えに使われる有名な文句を連想してしまうけれど、このセンダングサシロバナセンダングサ栴檀とは白檀のことらしく、ほんとうは「白檀は双葉より芳し」と言うのが正しいということか・・・。このセンダングサの名前のモトになった栴檀とは別モノであると
シロバナセンダングサシロバナセンダングサいうことらしい。白い花の方はシロバナセンダングサで、別名をコシロノセンダングサといい帰化種で、黄色い花を咲かせる在来種のセンダングサは・・・めったに見られず、秋の野原に慎ましやかに咲いている・・・などと記されていたけれど、同じ浜辺の十数㍍離れた所で観ることができたのは幸運だったということか。また、センダングサは・・・「稔性」のある雑種の子どもをつくるので、コトと次第によっては「戻し交雑」もやってしまう=簡単に言えば、ロバとウマを交配すればラバはできるけれど繁殖は不能(一代限り)なのだが、もしも、ラバに「稔性」があれば、限りなくウマに近いラバや、限りなくロバに近いラバがゾロゾロと登場することになる・・・普通は、あらかじめ交雑が出来なくなる仕組み(生殖的隔離機構)が働き一代限りで後が続かないように出来ているらしいのだが、また、いい加減なところが植物の長所でもあるらしい。足のない植物の求愛は他力本願・・・異種間で“生殖隔離機構”が殆ど無い種は多く存在するという。では、こんな仕組みを持たない植物はどうやって種が保たれているのか・・・生存場所を別にしたり(交雑のチャンスを無くする)、花の咲く時期をずらす(重ならないようにする)ことで保っているらしい・・・さして気にも止めない地味な花に巡り合ったことで植物の深い営みを知ることになった・・・コレも幸運!!

◆センダングサ キク科 センダングサ属(-西宮の湿生・水生植物-)
◆シロバナセンダングサ キク科 センダングサ属(-西宮の湿生・水生植物-)
◆稔性/不稔性(ねんせい・ふねんせい)(趣味の園芸用語集・園芸の辞典サイト)
◆戻し交配( Wikipedia)




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Tokira

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マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
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ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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