

「飼育、観察」と言えるようなことは何もしていない。ただ、薔薇の葉を切らさずに与え続けただけ・・・卵を産んだことなど気づくことなく幼虫が勝手に


出現してしまったというのが正直なところなのだ。親は、といえば相も変わらず高いところへ登ってはナマケモノのようにブラリとぶら下がり何をするわけ

でもなく“昆虫版ナマケモノ”といった風で、囚われの身を悲観しているようにも見えず、ただ、只のんびりと日々過ごしているようで・・・1ヶ月あまり飼育したわけだが大した変化はない。親は躰が秋色になり、ますます枯れ枝と見分け難くなっているけれど、外へ出しても翅を広げて飛び立つこともなし、長い足と触角をゆっくりと動かしながら歩き、手を触れれば死んだフリをする。どちらかと言えば、これほど飼育し易い昆虫も少ないのではないか思っている。少し調べてみたら、ナナフシは「不完全変態」といい、不完全変態の昆虫はサナギの時期がなく、幼虫がすでに親と似た姿をしている。これに対して「卵→幼虫→サナギ→成虫」という変態を「完全変態」というらしい。ナナフシの仲間は、変わった生殖をする種が多いことでも有名で、単為生殖(メスが交尾をせずに卵を産み、子孫を残す)を行うもの、両性生殖を行うもの、それら両方を行えるもの、同種でも地域によりどちらを行うか変わってくるものもあり、幼虫の脱皮回数は種や性別により異なり、だいたい4~9回脱皮して成虫になるといわれている。こんなに細くて長い躰で数回の脱皮をクリアする作業こそ観察する価値がありそうで楽しみはまだある・・・
【Aladdin's cock】 G線上の秋雨前線・・・から約40日、「七節物語」とまでは行かなかったけれど「ラヴィアンローズな七節」の誕生を、今少し見守りたい・・・と薔薇の枝葉を切る秋の夕暮れ。
ラヴィアンローズ ピアフ作詞、ルイ・グリェーミ作曲
sweetbox -Everything's Gonna Be Alright(G線上のアリア)
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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