

雨混じりの日の野原には、乾き切らない翅を休める蝶や、網に掛かった獲物を整理にかかる蜘蛛など好天の日には、あまり見ることのない光


景が目に止まる。蜘蛛の巣に掛かる獲物もこんな天気の方が多いのかも知れない・・・蜘蛛は掛かった獲物をより確実に確保することに余念がな

いけれど、花の蜜を求めて渡り歩く蝶は、翅がまだ乾き切らぬせいか羽ばたきが鈍い。時として強く吹く風に吹き飛ばされそうになるのを必死でこらえ、差し入れた長い口吻を花から離すまいと激しく羽ばたく。秋一番の花に最後の生の営みをぶっつける・・・夏の終わりに見せる、虫たち最後の姿なのかも知れない・・・また蜘蛛は、
Wikipediaによれば、
大部分が肉食性で、どの種も自分とほぼ同じ大きさの動物まで捕食し、オオヒメグモなど網を張るクモの一部は、自分の数倍もある大きさの獲物を網に捕らえて食べることもあるらしい。捕食対象は昆虫類から同じクモ類、軟体動物、小型の脊椎動物まで多岐にわたるり、沖縄県石垣島では日本最大のクモであるオオジョロウグモがツバメを、同じく沖縄県糸満市ではシジュウカラを捕食していたのが観察されているという。クモと糸とのつながりは深い。全てのクモは糸を出すことができ、生活の上でそれを役立てている。全てのクモは歩くときに必ず「しおり糸」という糸を引いて歩く。敵から逃れるために網から飛び落ちるクモは、必ず糸を引いており、再び糸をたぐって元に戻ることができる。ハエトリグモが獲物に飛びついたとき、間違って落下しても、落ちてしまわず、糸でぶら下がることができるのだ。横糸に粘液の着いた糸があって、獲物に粘り着くようになっている。網を歩く時にはこの糸を使わず、粘りのない縦糸を伝って歩くので、自らは網に引っかからない。粘液をつけた糸を全く使わない網もあるという。ハデな色彩の腹を大きく膨らませたジョロウグモの巣の片隅に、メス蜘蛛の1/10位しかない小さなオス蜘蛛が、なにをするでなくメスの様子を窺っているのを見かけるけれど、蜘蛛の生殖行動もオスは命がけでチョット変わっているらしい。
雄が触肢に入れた精子を雌の生殖孔に受け渡すという、動物界で他にあまり例のないやり方を行う。雄の触肢の先端には、雄が成熟すると複雑な構造が出来上がる。スポイトのようになっていて、精子を蓄える袋と、注入する先端がある。雄は雌の所へゆく前に、小さな網を作り、ここへ生殖孔から精子を放出し触肢に取り入れる。ほとんどのクモは肉食性であるので、雌が巨大である種の場合、雄の接近は危険が伴う。そのため安全に接近するための配偶行動がいろいろと知られている。コガネグモ科など造網性のものでは雄が網の外から糸をはじいて雌の機嫌を伺う種が多いと言われている。因みに、天敵は、狩り蜂類のベッコウバチ類がクモを狩るハチとして知られている。これらのハチは、クモの正面から突っ込んで、大顎の間に針を刺して麻酔を行い、足をくわえて巣穴に運ぶらしい・・・雨模様の日の草むらは蜘蛛がゲンキなのだった。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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