

音海の浜でやっと見つけた無料駐車場は、普通車二台分のスペースしかなく、すでに一台は駐車してあった。パトカーの中から、お巡りさん達の優しい視線に見送られながら“音海断崖(おとみだんがい)”から“押回鼻灯台(おしまわしばなとうだい)”を訪ねてみようと片道、約2kmのハイキングコースを歩き始めた。ハイキングコースとは言ってもリアス海岸を形成する断崖の一画、道はハッキリしているけれど先日来の台風の


影響か、落石や倒木が見られ、かなり荒れていた。断崖まで約1km、灯台まで2kmのピストンコースで断崖を過ぎ、少し登りになった辺りで下り


てくる初老の夫婦に出会った。この道で出会った最初で最後の人たちなのだった。どちらかと言えば暗く侘びしいハイキングコースなのだけれ


ど断崖然り、灯台も、灯台からの景観も素晴らしい・・・上がってきてよかった!と思わせてくれる・・・ただ、灯台への入り口辺りから植え込まれている紅いツツジ・・・コレだけは戴けない。どうしてこんなコトをしてしまうのか理解に苦しむ。それだけで美しい自然林の林縁に、ワザワザ植え込まれた紫陽花の並木道・・・よくあるのがコレ。大自然に溶け込むような日常を過ごしている人たちには、なにか手を加えた痕跡を見せることで訪れる者を喜ばせてやろうという有難い心遣いなのだろうとは想うけれど、道路脇に繁茂する枝や草を刈り込む程度にして、余計な手は加えないで欲しいといつも思ってしまうのは、次いつ来るやも知れぬ通りすがりの者の勝手な言い分なのかも知れないけれど・・・。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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