
クサノオウ(ケシ科 クサノオウ属)この植物を傷つけると黄色の乳液を流すので草の黄、丹毒(瘡クサ)を治す薬草としての王、薬草の王様


という意味で草の王・・・など、古代ギリシャでも神話と共に薬用とされた記述があるらしく、洋の東西を問わず古くから薬草として利用されていたようである。クサノオウの乳液はアヘンと似た作用を持つアルカロイドを含み、鎮痛等の効果があるとされ、「白屈菜(ハックツサイ)」という生薬として知られている。作家の
泉鏡花は、胃がんで苦しむ師・
尾崎紅葉のためにクサノオウを探し回ったことがあり、その顛末は鏡花が1903(明治36)年10月に書いた
「白屈菜記」に詳しく記されている。ただしクサノオウは毒性が強く、昏睡や呼吸麻痺を起こす危険があり、鏡花も「白屈菜記」を「…くれぐれも素人手に、みだりに用ゐたまひそとよ。」と結んでいる。
◆尾崎紅葉、辞世の句
「死なば秋 露の干(ひ)ぬ間ぞ 面白き」・・・・尾崎紅葉
死ぬのなら秋がいい。それも秋草に降りた朝露の乾かない内に死にたい
・・・・・と願った。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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