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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       
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時には母のない子のように・・・Jimmy Scott  

 朝から雪が舞う・・・1901.鞍馬天狗 >マヘリア ジャクソンのサマータイム、マザーレスチャイルドを追加してもらえませんやろか(あしアト do_On!)というリクエストに応えるべく“マザーレスチャイルド=Sometimes I Feel Like A Motherless Child”をいろいろ漁ってみた。鞍馬天狗さん、ご所望のマヘリア・ジャクソン版は以前にサマータイムを想う・・・初冬で少し書き込んでいるので、そちらを見ていただくことにして、“時には母のない子のように(Sometimes I Feel Like A Motherless Child)”と言う歌に限ればJimmy Scott ジミー・スコットがエロボケ好みナンバーワンなのだった。もう一人、毛色の変わったところでイスラエルのエスター・オファリムという女優であり、歌手の歌にも不思議な味を感じる・・・ゴスペルを唱うユダヤ人と言ってしまえば“人種差別”ということで通底するモノはある。アメリカ黒人霊歌(American Negro Spirituals)の「Sometimes I Feel Like a Motherless Child」は、奴隷制度が残っていた時代の聖書の教えを含んだ信仰の歌であり、同時に両親から引き裂かれてた子供の哀しい気持ちを歌っているのだけれど、神への祈りというカタチを借りて、奴隷制度を強いる人たちへの抗議の意味も、もたせているのだった。ジャズの根っ子Gospelsとは、「福音」・・・キリスト教に於ける神の良い知らせ・・・仏教では「般若心経」のようなものか。教会で聖歌、黒人霊歌などを歌うときに、かなりの感情表現を入れて、リズムと絶唱、ときには絶叫の高まりの中で、互いの信仰の証を確認していくという布教活動の発祥のようなもので、参会者を巻き込んで確認し合う動きの中でゴスペルが誕生したといわれている。これはわが国の仏教における念仏踊り等と通じるところがあるのではないかと想う。Gospelsでは、リードする歌手、コーラスそしてオルガンに合わせて、映画などでお馴染みのあのシーン・・・信者達が総立ちになって手拍子を打ち、正に「スィングしながら」唄い、シャウト(Shout)するスタイルが、徐々に確立されたのだった。聖書に基づく説教と並行して、声をからすほどの大声を出し、また手足を動かしていく中で、肉体的な興奮状態が生まれ、曲の題材は宗教から恋歌をも含むように広がって行き、時代の流れに連れ、アフリカ系ではGospels、葬列音楽、ジャズと範囲が拡大し、白人系では聖歌、ヒルビリー、ロカビリー、ロックンロールなどへとジャンルが拡大していったといわれている。それにしてもジミー・スコット(Jimmy Scott)という小柄な爺さんの全身から滲み出したような、素晴らしい歌は“老人力”そのものなのだった・・・85才。






Sometimes I Feel Like A Motherless Child     
    時には母のない子のように    (訳詞: ゆうこ)

Sometimes I feel like a motherless child  時々 わたしは母なし子のような気分になる
Sometimes I feel like a motherless child  時々 わたしは母なし子のような気分になる
Sometimes I feel like a motherless child  時々 わたしは母なし子のような気分になる
A long way from home              ふるさとを 遠く離れて
A long way from home              ふるさとを 遠く離れて

Sometimes I feel like I'm almost gone   時々 わたしはこの世を去りかけている気分になる
Sometimes I feel like I'm almost gone   時々 わたしはこの世を去りかけている気分になる
Sometimes I feel like I'm almost gone   時々 わたしはこの世を去りかけている気分になる
Way up in the heavenly land          天国の近くまで来ているような
Way up in the heavenly land          天国の近くまで来ているような










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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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