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以上の記事をエントリーしたところで、当日同行し、菌糸束の撮影時に手伝ってくれたピュアCさんより「あの時見た木は、椿の木で、しかも上の方には生き生きとした葉っぱまで確認していますが・・・これ如何に?」と連絡が入り、急遽再調査。あれやこれやある中で、最も解り易いのはこれではないかと一部抜粋転載させて貰ったのがコレ
どうもこの辺りの記述が、まるでテキスタイルデザインのような模様、即ち、これが肉眼でクッキリと見ることができる「根状菌糸束」を形成した状態らしいのだが、なぜ樹皮の外に形成されたのかは後日の課題として残ったけれど、この椿の木もほどなく枯れていく運命にあるということらしい。県立広島大学環境学部 森永力
公開講演会「魅力のあるキノコの世界」より・・・
・・・生きたものにつくキノコと死んだモノにつくキノコの仲間には、植物、動物そして菌につくものがある。植物につくものでは、植物の根に寄生し腐らせてしまうものや、マツタケのように共生という形で植物と一緒に生活しているモノもあります。植物の根に寄生するキノコについてですが、ナラタケというキノコがあります。このキノコは林産家にとって非常に厄介なモノで、ときに木を腐らせて森を全滅させます。ナラタケは人工培地で分離し、生育させると培地中に目で見える太い菌糸束を形成します。通常のキノコの菌糸束は5μmほどで、肉眼では見ることができないがナラタケは根状菌糸束と呼ばれる非常に太い菌糸束を形成し、それで植物の根に巻きついて栄養を奪い取り木を枯らせてしまうのです・・・
◆人工培地とは:例えば寒天培地
◆μmとは?環境用語:1マイクロメータ。
μm=1/1000mm=1/1000000mの長さ。

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