

小春日和を想わせる初冬の朝、三草山を歩いていたら久し振りに見る
「ヒノキバヤドリギ」に小さな果実がついていた。コノ山ではよく見かけるヤドリギで、以前にもヒノキバヤドリギの花を撮ったことがあり、果実も小さい(約2mm)けれど花も小さくて撮影には手こずった記憶がある。ヤドリギの仲間は、緑の葉を持っているものが多く、半寄生植物とされる。ヤドリギは鳥に食べられ移動し、排便によって増殖していくのが一般的ではあるけれど、ヒノキバヤドリギの、約2mmの小さな果実を食べる鳥はおそらくいないハズ・・・果実は熟すと果皮が破れ、その付近の枝や葉に1mも飛び散り、樹皮についたものだけが発芽するらしい。

三草山には、もうひとつの
ヤドリギを間近で観察できるところがある。“みくさ古道”の途中、やや開けた場所にそれはあり、この日も側を通り撮ってきたのが右の画像。コチラはアカマツに寄生していて非常に元気、宿主のアカマツが少し弱ったように見受けられる。このヤドリギは
果実が一個だけ残っているのを撮ったことがあるだけで、幾度となく側を通っているけれど
花が咲いているところも見たことがない・・・それに、今回調べていく内にチョット気になったことがある。アカマツに寄生しているヤドリギといえば
「マツグミ」と言われるモノで、子どもの頃、粘りッケのある実を噛み続けるコトで、進駐軍の兵士達が噛んでいるガムの代用にし、チョッピリ「アメリカ気分」を味わっていたアレではないのか・・・確か「ミドリ」と呼んでいたと思う・・・が、
「アカマツの幹から生えているマツグミはヤドリギの場合のようなコブにはならない・・・」といった記述もあり、この木の場合は、少しコブになっていたように思う。それに、マツグミのような赤い果実ではなかった。ということは、アカマツに「マツグミ」ではなく「ヤドリギ」が寄生した・・・またまた珍しい“珍木”ということか
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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