
チョウやトンボの姿をほとんど見ることが無くなった野原にスクッと立ち上がる秋の花。実に傷をつけ、出てきた白い液を乾燥させたのがアヘンになり、栽培が禁止されているのは
芥子。ケシと葉の形が似ているというのでケシ科ではないのに
ノゲシと呼ばれるタンポポによく似た植物もあり、これは年中花を咲かせているらしいが、そのノゲシに似た花を春に咲かせるところから、「春の野芥子」と呼ばれているのがキク科の
ハルノノゲシなのだけれど、一般的にはノゲシのことをハルノノゲシと言っているようだ。そのハルノノゲシによく似ていて、秋に花を咲かせるのが
「アキノノゲシ」ということなのだった。同じキク科であってもノゲシ属とアキノノゲシ属、種の違う植物なのだ・・・ところで、
元祖“芥子(ケシ)”とは関係があるのか無いのか・・・。

アキノノゲシは在来種で、日本全土に広く分布し、朝鮮半島や中国大陸にもある。レタスと同じ属なので、新芽を食用にすることもある。キク科植物で、一見、1個の花のように見えるのは、多数の小さい花の集まりである。その小さい花はすべて、花弁の一端が舌状に伸びた形をしている。果実はタンポポのような毛がついていて、秋風に乗って散布される。どの種も1m近く迄高く伸びるのが特徴。頭花は黄色から白、まれに紫で、すべて舌状花からなる。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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