
【サトクダマキモドキ (キリギリス科 ツユムシ亜科)】
ツユムシに近縁な仲間。全体が緑色で、体は縦長の扁平、触角は長く淡褐色である年1回の発生で、卵で越冬、幼虫は5~6月頃孵化し、樹上や雑草で生活する。成虫の発生期間は8~11月で、雌成虫はチャ樹などの細枝に裂傷をつくり、5~12cm程度の縦長で縦に2列に密接して多数産卵する。
◆サトクダマキモドキの産卵。産卵を見かけるときは常にこのポーズ。キリギリス類は交尾のとき♀が♂から精球(精子が詰められたゼラチン状物質)を受け取る。精子は受精嚢に送り込まれ、余った分は卵巣の発育を助ける栄養分として♀に食べられる。口器で樹皮を齧って産卵管を刺し込み、産卵しながら少しずつ精球を食べているようだ。(石神井公園のクモくも蜘蛛・蟲)
類似する種に前脚が褐色のヤマクダマキモドキがある
寄主植物:チャ、カンキツ、カキ、モモ、ウメ、スモモ、アンズ、オウトウ、リンゴ、ナシ、クリ、ブドウ、ビワ、イチジク、クルミ、クワ、サクラ類、フジ、ツツジ、ヤマブキ、ゲッケイジュ、ネコヤナギ

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