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Aladdin's cock

日かげ いつか月かげとなり 木のかげ・・・山頭火       
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夏の終わりに、エロトスな生命の営み・・・

カマキリカマキリ 強い陽射しが影をひそめ始めた初秋の午後・・・熱いイノチの営みに没入中のカマキリを発見、しばし観察をしながら撮影を続けるハメになり、間を空けながらとはいえ数時間に及んだけれど、結局は日暮れが近くなりオスがメスの餌食になる場面まで見届けることはならず、繋がったまま持ち帰えれば完結シーンまで見ることが出来るかも知れない・・・因みにこの日観察した結合状態は約4時間に及び、まだ結合状態は継続中・・・などと、未練をタップリ残したまま帰宅。“かまきり夫人”・・・ウワサの妖艶な姿には、お目に掛かることもなく現在に至っているのだった・・・余談になるけれど、ひとたび「蟷螂カマキリ夫人」でweb検索をかけてみれば、でるわ出るわ・・・“五月みどりの かまきり夫人の告白”・・・ほとんどコレばかりと言ってもいいほどなのだった。とにかく、カマキリの交尾の話には、虚実とり混ぜて話題にコト欠くことはない。ニンゲンさまもオスとメスのカンケイに於いては、よほど身に詰まされるコトがあるとみえる。交尾中に、メスに喰われてしまうオスの割合は約50%程度でチマタの俗説ほどでもないらしい。明確なデータはないけれど、両者の体長差などが関係し、体格差が大きいほどオスが餌食にされる確率は高くなるという。メスが自分より小さくて動くものに飛びつくという習性があり、「動くものなら何でも喰らい付く」というのが真相でカマキリは特にその傾向が強いという。オスとメスの目的の違いも大きくて、メスは自分に近づくモノを捕食することが目的。カマキリカマキリ  実際にオスがメスに接近するのは命がけなのだ。メスをみつけたオスは、即座に不動の姿勢をとり、メスが気づかなければ少し接近し、 気づかれたら、また不動の姿勢にもどる。このとき、脚を上げていたら、その姿勢のまま動かなくなる。オスはこんな動作を繰り返しながら一寸刻みでメスに接近していくのだった。 こんな臆病なオスが、とても喜んで食われているなどとは想えず、また、オスには何回も交尾できる能力があるのに、 最初の交尾で喰われてしまっては、自分の遺伝子を少しでも多く残そうとする原則にも反する。オスが抵抗することはないのだろうか・・・当然逃れ、他で交尾することで自分の子孫を残そうとする本能はあるけれど、オスは子孫を残すコトが目的であるから抵抗より交尾行動を優先するらしい。交尾に成功した雄の首から上を切断すると下半身の運動が活発になるという面白い説をどこかで読んだ記憶もある。また「オスはメスに食われることで卵の栄養となり、 種族の繁栄に貢献している」という説もあるけれど、交尾時期には、メスの腹の中の卵は十分成熟しているので、この説には説得力はなく、アトで適当にコジツケられた話なのだろう。カマキリカマキリいろんな話が飛び出したけれど、雄食いの話はむしろ“神話”と呼んだ方がよさそうである。しかし、前述の「断頭による雄の性欲昂進」は、あながちウソとも言い難く、実験的に雄の頭を切ってみれば、体はそれと連動して交尾行動を起こすというから、なにやら凄まじいモノがある。カマキリのオスには危機意識というモノがないのか?といえば、そうでもないらしい。こんな実験話もあった・・・それは、餌を十分に摂らせたメスと、飢餓状態のメスを用意して、前から後ろから雄にアプローチさせるという実験なのだが、雄の雌に対する接近速度が解析されたという。結果は、前から近づく場合は後ろから近づく場合よりもゆっくりと接近すること、飢餓状態のメスに対しては満腹状態のメスに対する場合よりもゆっくりと接近し、さらに、オスは飢餓状態のメスに対しては満腹状態のメスに対するよりも遠く(長距離)からジャンプして飛び乗り、オスはリスクに応じて、その行動を変化させている・・・というものなのだった。交尾はメスの上にオスが乗るという形態で行われるのだが、オスが乗っている時間は飢餓状態のメスに対する方が満腹状態のメスに対するよりも長く、交尾時間そのものは両者に対して変わらないが、交尾後に乗っている時間だけが飢餓状態のメスに対して長くなっていたという。アブナイ相手と長く過ごすのは不可解に見えるけれど、メスの背中に乗っている限りオスは喰われにくいそうで、オスは危険なメスから安全に逃走するタイミングを計っているのではないか・・・カマキリにとって交尾は命を投げうって行うものではなく、命がけで行うもののようです・・・とは、実験者の弁。たかがカマキリされどカマキリ・・・深い!

【エロトス】
写真家・荒木経惟氏の造語
・・・エロス+タナトス・・・

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16 心に火をつける――「あとがき」をかねて
・映像は、実体がないかもしれない。しかし、映像には、心に秘めた火があるのだ。映像が内包する火は、心に点灯する。心から心へ、さらに多くの心へ連鎖反応をおこして、思いがけないドミノ現象となるから、映像はふしぎなのだ。

・廃墟がもつふしぎな雰囲気をさして、写真家・荒木経惟氏は、独特の造語で〈エロトス〉と命名した。エロス+タナトス、生の本能としての性愛の衝動と、無機物に還ろうとする死の衝動が共存する、廃墟のイメージの二重性の、きわめて適切な表現と言えよう。これにならっていえば、映像もまた、かぎりない死への傾斜をもつ反面、紙一重、背中合わせで生に向かう、内に秘めた輝く火をもつスリリングな存在といえる。その魅力は、無限なのである
(新しいページ 263)さじ加減


ついでにこんなコトも探ってみた・・・


◆動物や昆虫は交尾中は気持ちいいのでしょうか?

 →昆虫は分かりませんが、動物達の一部は快感を得ると思います。
前に読んだ本「動物たちの喜びの王国 」←だったかな?
それによると人間に近い種(例えばオランウータン・チンパンジー)などは、
子孫繁栄のできない行為だけれども快感は得られる行為、
いわゆる同性愛や、マスターベーションなど色々行うそうです。
脳の大きさも関係あるとおもいます。


◆他にも人間以外で食べられる雄の昆虫あッたら教えてくださあい

 →昆虫の多くはメスのほうがオスより大きい。従ってカマキリに限らず捕食性昆虫では体格差の大きい種類の昆虫ほど食べられてしまいます。(カマキリはオスとメスの体格差:体長2倍、体重4倍程度の固体も多い)

ジョロウグモ、コガネグモ、その他クモ
トンボ
タガメ
スズムシ、コオロギ
シオヤアブ、その他アブ
まだまだ他にも・・・




























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Tokira

Author:Tokira
写真、山歩き。
マイルス・デビスやチャーリー・ミンガスもいいけれど
浅川マキのセンチメンタルジャーニーにシビれるジャズ好き。
近頃は吉田日出子の「リンゴの木の下で」を聴いては
ホロリと黄昏れている・・・
時々、照れ隠しに『淫蕩火』を名乗るエロ老人。



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