メヤブマオ(雌薮苧麻)・・・初めて知る名前。
アカソ(赤麻)、
カラムシ(苧麻)、
ヤブマオ(藪苧麻)等のイラクサ科の植物で名に麻の字が入っているものは、昔から繊維を取り出し衣服の材料として使われ、縄文時代の遺跡から出土した糸の繊維は総て植物性のアカソやカラムシ等であり、絹や木綿等が普及する迄は、日本各地で栽培もされていたと言われているけれど、今では全くの雑草であり、見向きもされない。「上布ジョウフ」というコトバがある。上等な布を意味する「上布」とは、苧麻(ちょま)という麻の中でも特に細い糸で織った薄い布を、真水や新雪に晒したモノのことらしい。麻のシワが美しい……なんていうのはウソで、本来「上布」とは、シワになったら着替える、贅沢で高貴な衣裳だったと言われている。つまり、日々忙しく動き回り、着替える暇なんか無い一般人が着るものではないということなのだった。そういえば・・・「麻」はシワがカッコいいのだ・・・という話をかつて聞いたことがあり、現在イマの今まで、そう思い込んでいた。現在、愛用している登山用衣類や用品に目を向けるとき、繊維の「進化」にもめまぐるしいものがあるけれど、果たしてどこまでを「進化」といえばいいのやら・・・。
◆苧麻:ちょま
イラクサ科の多年草で、茎の皮の繊維が宮古上布の伝統的な材料になっています。光沢があり、耐久力が大きく、耐水性に富み、汗を吸収してよく発散するので、夏の衣材料に適しています。 ◆ヤブマオの仲間
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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