
彼岸も明けたところで、この夏の「カブトムシ観察会を観察する」という“猛暑な体験”をチョッピリ報告・・・かぶと虫のオス1とメス数匹をはじめ、いろんな昆虫で賑わう“樹液酒場”のあるコナラの木の所までやって来たら、
「アッ、このメスが気に入ったらしいわ!」「乗った!ノッタ!」「オッ、尻を伸ばして曲げよった・・・」「アッ、あんなんが出てきよった・・・えらい尖ってるわ・・・アレを入れるんかいな・・・エエ~ッうまいこと入れや!」「震えてるビリビリ震えとるわ・・・」「痙攣してんねん!アレは痙攣やで・・・」「入ってんのん!?コレで入ってるのん?」「いや、まだ届いてないで・・・もうチョイや」「はよスッと入れたらどないやのん!え~っもたついてるなァ」「お~ッ届いた!とどいた、これで入ってるみたいや」「キャ~ッ、別のメスが尻から何か液体を飛ばした!かけられた・・・何?!コレッ!気ぃ惹いてんネンで・・・」炸裂するキワドいセリフの連発に、声のする方を窺えば肌艶のいい老人カップル・・・彼岸明けとは言え、いつ果てるともなく続く生々しいフレーズのジャムセッションに“観察会観察報告”は、ひとまずこのあたりで・・・。


オス同士では樹液をめぐる戦いは頻繁に起こるけれど、オスにとっては、エサをめぐっての戦いより、メスを獲得するための戦いであることが多く、時には激しく戦うことになる。樹液にはオスもメスも集まってくるので、“樹液酒場”は食事の場だけではなく、オスにとってはメスとの出会いの場所ともなるのだった。


背後から近づき、メスの上に乗り、メスの胸と腹の境目あたりをしきりになめる。これはメスにオスであることを認知させるための挨拶といったところか。オスは交尾を繰り返すことで、確実に寿命が短くなるらしく、一般的に日本のカブトムシは羽化後2ヶ月程度の寿命と言われている。


カブトムシも幼虫の時期は約4年間、成虫の寿命は、30~50日程度。交尾後はすぐ死んでしまう。メスは交尾して数日後に、平均して20~30個の卵を産み死んでいく、産む卵の数は、固体のサイズによって違うらしい。カブトムシの生態については、まだ明確になっていないことも色々あるけれど、カブトムシのオスは死ぬまで交尾をやり続けるコトだけはかなり知られている。脂ぎった老人カップルのジャムセッションより、センチメンタルでエロティックな話があったので抜粋、転載させて貰った。
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ある朝、かぶと達みんなちりぢりばらばら、地下にもぐったというのに、ひと組のカップルが交尾したままいる。どうしたんだろう ―――― 気になって、昼すぎ見に行っても、やっぱりそのまま。
雄は動いているけど、雌の様子がおかしい。よく見ると、雌が死んでいるのです。かぶと虫の腹上死、いや、腹下死(?)というか・・・・・
かぶと虫の雌の生殖器官は普段羽根の下にしまわれているのですが、交尾の時には羽根がずれて、お尻がうしろにつき出たようになるのです。雄の伸びた器官がここに差し込まれるのですが、どうした事か、このままの状態で雌に死なれて、まさに“のっぴきならない状態”にあるのです。
かわいそうに、雄はもがいてみるものの、しっかり合体して抜けないのです。夕方になってもそのままで、餌を食べる事もできず、どうみても気の毒の一言に尽きるので、なんとか離す方法はないものかと、手にとってちょっと引っ張ってみたうち ―――――
ああーっ、なんと、・・・・・・・・・・もげた!
離れたには離れたのですが、抜けたのではなく、雄のそれが、根本からぽろっととれてしまったのです。ああーっ、ごめん! 悪気はない、悪気はないよ許してくれーっ、と言ってみてももうかえらない。やっぱりそのままにしておくべきだったのか、そんなふうになったせいか、雄もじきに死んでしまい、何とも後味の悪い思いをしたものでした。
数えてみれば、ちょうど今年が七回忌。ここはひとつ供養のために、あのかぶと虫のいまわの声を、最新の翻訳機で再生してみましょう。
続きは→◆かぶと虫の観察 その2
(Ryuuji's Homepage)で・・・・・
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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