

真夏日を飛び越えて“猛暑日”報道が連日のように流れる今日このごろ、「涼風」を求めて数年ぶりに六甲山紅葉谷を歩いた。有馬から小一時間、途中で谷は大きく二つに分かれる。標識があり「白石谷・熟練者向き」と書いてある・・・「熟練者」という表示に戸惑い自問自答、「お前は熟練者か?」「とんでもない!ただ興味の赴くままダラダラと山を歩き続けて約10年、アルプスも2度行ったきり・・・」熟練者をどう定義するか難しいけれど、この谷は誰にでも登れるものでないらしい・・・という話は何処かで聞いたコトがあるような気がする。前に友人と来たときは白石谷には入らなかったが、今回はこの谷を何度か歩いたことがあるという山友が同行しているので躊躇することはなかった。


最初に出会した滝、白石滝から30分ほど谷を歩いたところで、よく見る標示板のある「白龍滝」に辿り着いた。谷筋はどこもよく荒れていてマーキングを見失いがち・・・ただ、此処までやって来ると涼しい!天然のエアコンディショニングに優るものはない。先行していた女性2人が谷の急坂を登り詰めていくのを横目に腰を下ろし約1時間、握り飯を頬張りながら森林浴・・・ティーブレイクはホットな珈琲が美味い!快適な居心地に未練を残しながら腰を上げ山頂を目指したのはいいけれど、途中で目的地へのルートを見失い谷筋右の尾根に取り付き茂った笹を掻き分けながら、残された踏み跡を見失わぬよう尾根をひたすら登り詰めると車の排気音が聞こえる車道脇に出た。目的地は外したけれど六甲山の上に出たことは間違いなし、全従ルートを横目に西へひたすら歩く舗装路の暑いこと・・・途中、立ち止まり眺めた大阪湾の上空にはキノコ雲か?と錯覚しそうな雲が立ち上っていた。旧極楽茶屋から右側の紅葉谷を下りるとしばらく平坦な道、その後、広い道の下り坂が続き白石谷との分岐で休憩、沢の流れに浸したタオルで身体中の汗を拭いサッパリしたところで駐車場へ・・・今日もなんとか、2,5kgの重戦車を履き、歩き終えた・・・決して熟練者ではない軟弱老人にも白石谷の魅力は捨て難い。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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