
ミゾカクシ(溝隠)別名:アゼムシロ(畦筵)という
“雑草”がある。あえて
“雑草”と書いてしまったのは、数年前までは季節になれば、あぜ道の至る所で眼にしていたはずの「ミゾカクシ」を近頃はあまり見なくなった・・・極端に少なくなってしまったように思う。何が原因なのかは知らないけれど、近頃は、こんな運命を辿る植物が増えつつあるように想えてならない。「ミゾカクシ」はレトロな
回転式草取り機の時代が全盛期であったらしい。「ミゾカクシ」は強靱な野草で、水田周辺の溝が隠れて見えなくなるほど、また、畦にむしろを敷いたように群落を形成するところから別名の「アゼムシロ」があるという。キキョウ科ミゾカクシ属の多年草、
アノ「沢桔梗(サワギキョウ)」の仲間でもあり、“毒草”でもある・・・胃腸痙攣、嘔吐、呼吸麻痺を引き起こすという。これほど少なくなってしまえば雑草とも言えなくなり、“希少種”としてマニアが探し回る日もそう遠くはないような気がしてくる。薄いピンクのトキソウにも似たその姿は、さしずめ
“畔に戯れる朱鷺トキ”なのかも知れない。
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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