

コレに似た花はいろんな所で見た記憶があるけれど、細かな相違点までは注意が及ばず、というより無関心のまま見過ごしてきているのだった。ベンケイソウ科の植物といっても相当な種類があり、その中のマンネングサ属も多い。オカタイトゴメ、ツルマンネングサ、マルバマンネングサ、コモチマンネングサ、メキシコマンネングサ、オノマンネングサ・・・マンネングサという名前はこの植物が多肉質なので水をやらなくてもしおれたり枯れたりしないことからきているらしい。コモチマンネングサ(子持万年草)は道端や田の畦などに生える 2 年草で、葉のわきにムカゴをつけるので子持ちというわけで、なかでもメキシコ万年草やツル万年草は、過酷な条件下で生息し、二酸化炭素を吸収し大量の酸素を放出する植物として注目されているという。興味ある向きはこちらを→万年草で都会にオアシス:現代版ストロマトライト~万年草の不思議な生命力 また、コウヤノマンネングサなどという紛らわしいマンネングサ(万年草)の名で全く別の植物を指すモノもあった。コウヤノマンネングサというコケ植物で、万年草はコケの一種で、湿地帯で枯葉などが落ちた場所を好んで群生、根は地を這うように長く伸び、その所々から細い10センチほどの茎を出して葉のように分岐し、茎を持つので、コケとは思いにくいというのが、逆にコケ植物コウヤマンネングサの特徴というわけなのだった。近世になって高野山(奥の院)の万年草が『心中万年草』として特に有名になったという。それは、近松門左衛門の「心中万年草」の題名となったことにもよるらしい。
◆近松作品紹介(近松作品紹介 | 尼崎市)

↓オモロナイ!写真がイマイチ!・・click!
