

植物に同じ名前がつけられるのは珍しいという。「タビラコ」はキク科のタビラコ(コオニタビラコ)が本当のタビラコで、ムラサキ科のキュウリグサをタビラコと呼ぶのは間違いらしい・・・となると、間違いであるタビラコの頭にミズを付けられたこのミズタビラコは、「・・・いったい、どうせぇ!ちゅうねん!!」ということになるが・・・タビラコはキュウリグサの別名でもあるのだった。

ミズタビラコは、山地の水辺に生える多年草。ムラサキ科の仲間は同じような形の花をつけるものが多いが、ミズタビラコの特徴は先端をくるりと巻いた花序。よく似た特徴をもつものにはキュウリグサがあるが、道端や農耕地に生え全体に小型で、小花柄が長く下部の葉柄が不明瞭。ミズタビラコの自生地は山地の水辺に限られ、小花柄はごく短く、下部の葉柄は明瞭。ただし,上部のものには柄がないものもある。和名のタビラコはさまざまな植物に使われるがキュウリグサの別名でもある。ミズタビラコの場合は水辺に生えるキュウリグサの意。

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