

雑草の花は嫌いではない・・・どちらかと言えば好きだ。雑草の花は得てして控えめな感じに見えるものが多い 。“雑草”と“そう”でないものの選別を、誰がいつ頃から始めたのかは知らない。雑草という名が示すように、特にコレといった取り得のないものと見なされがちだけれど、そうではない。
「雑草のように逞しく・・・」などと「逞しさ」の喩えとしてよく使われていて、これら雑草と呼ばれる植物はその生育環境に最大の特徴があり、極めて特殊なものなのだった。 これらの環境に共通する特徴は、人為的撹乱を激しく受ける場所・・・即ち、人間が必要とする植物(米や野菜など農作物)を育てるための場所・・・田畑なのだった。植物だけではない・・・害虫と益虫、益鳥と害鳥・・・etc人類の歴史をココまで引き延ばすための選別であったことはよく解るけれど、結果がどうであったのか見届けるほどの時間の持ち合わせはない。“人類の叡知”による選別はいつ果てるともなく続く・・・動物性のものよりは植物性のものがサッパリしていていいと言う選別も食物は勿論、化粧品や洗剤・・・etc すべてが“人に優しい”“環境に優しい”というイメイジを煽るように、いとも“易しく”忍び寄る。
コメツブツメクサと
オニタビラコというどこにでもあり誰でもが目にしている“雑草の花”をネタに下手な理屈を画策するつもりはない。人間による選別の結果にはなるほどと納得させられるモノも少なくはないけれど“植物性であるから、環境にも人間にも優しい”といったイメージ先行型も結構ありそうだが、野草はすぐ枯れてしまう。花の色はひごとに変わり色褪せ、ついには汚れて散ってしまう。そのためか花の欲望は性急で、狂おしくみえる・・・昆虫を誘惑するための汁液や香気をしとどに発散し、花に来るムシも誘いながら繊毛から出す粘液に集まる虫をも捕らえて喰ってしまう食虫植物「イシモチソウ」などをみていると、植物的と言うだけで繊細さや弱々しさを表現するために用いられているのはいささか観念的に過ぎるのではないか・・・そもそも動物の生活というより、万物の営みには“目的”などありはしない!喰って、寝て、ヤッて、寿命がくれば死ぬ・・・コレが万物の営みの基本!・・・久しぶりに爽やかな初夏の宵・・・Good Luck!!エロボケナイト!
↓オモロナイ
!写真がイマイチ
!・・
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